痴漢注意報

2002年6月20日
本当は昨日の出来事なのだが、余りにムカついたので今日書きます。

それはNHKホールからの帰路でのこと。
楽しかったライヴに思いを馳せる俺の思考を、突然男の声が妨げた。
男の声「すみません。……あの、ちょっといいですかァ?」
俺「……(気がつかない)」
男の声「ねえ、そんなに急いで何処に行くのォ?」
後ろから声を掛けて来た見知らぬ男が、俺の進路に回り込む。
男「ねえねえ、ちょっとだけ、良いかな?」
俺「……(何だよ、突然現れて)」
此処でついうっかり立ち止まってしまったのが、運の尽き。
男「今、時間あるかなァ?」
俺「無いです(←きっぱり)」
男「見ているだけでイイんだけど、1万円で如何?」

……何がだ?
視力回復したいなら、遠くの景色でも勝手に眺めているがよい(無料)。

面倒なのでさっさと歩き出す俺に、更にしつこく食い下がる見知らぬ男。
男「何もしないって。本当、見ているだけ。3分でイイからさ」

……3分……はやっ!!

などと突っ込む余裕は勿論無く、あから様に迷惑そうな表情を隠せない俺。否、迷惑以外の何物でもないんだけど。
そんな俺に構わず、更にしつこく食い下がる下郎。
痴漢「……じゃあ、2分でいいんだけど、ダメかなァ?」

いい加減にしろ。こう云う時こそ文明の利器だ。携帯電話、最高。
「もしもし……事件です。不審な男に脅されている女性を目撃しました。男は刃物を所持している模様。危険なので、すぐに来てください。場所は」
流石に国家権力には弱いらしく逃げ出しやがった。ばーか、演技だよ。

……去り際に、俺のケツに触ったことは、許せねえけどな。

俺が武士でなくて命拾いしたな。もし元禄時代だったら、無礼討ちで今頃頭が飛んでいたぜ。×××(自主規制)のな。


これが新宿か渋谷か池袋かせめて駅を出てすぐだったら俺も驚かないが、駅から家に向かう途中の何も無いところなので、流石に薄気味悪かった。確かに人通りの少ない方が痴漢行為を働くには都合が良いだろうが、女性が1人で通る可能性が圧倒的に低いと思われる場所で、延々と獲物を待ち続ける程、痴漢も暇じゃなかろうに。
……と考えると、如何やら駅から跡つけられていた様な気がする。
多分ずっと声掛ける機会を窺っていたんだろうが、俺が何もない方向にどんどん歩いて行くので、心配になって(OKだった場合、近場に連れ込める場所が無かったら、困るもんね)、思い切って呼び止めてみたんだろう。
はー。自宅に辿り着く前に、声掛けてくれて良かった。危なく真直ぐ自宅に向かうところだったよ。
当初の予定では一度帰る予定だったが、急遽そのままバイト先に向かうことに。もう辺りに人影は見当たらなかったが、気味が悪かったので電話してバイト仲間(男)に迎えに来てもらった。

……それにしても。
1万円出せるなら、もっと効率の良いサービスを受けられる機関が幾等でも存在するだろうに、何でそう云う施設を利用しないのかね?
お金を出すのなら、質の高いサービスが受けられる方が良いだろ。
「素人が好き」とか言うなら、金銭の力に頼らず、自分の裁量と魅力だけで勝負してみるとかさ。
因みに、「しつこい男が好き」って女性は、少数派だと思うがな。

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