当時、俺は純然たるクラシック音楽少年だった。
音楽と云えばクラシック。聴くのも弾くのもクラシック。
クラシック音楽以外は音楽じゃないと、公言して憚らなかった(笑)。
……そんな俺に、ある日突然の転機が訪れる。
それは俺がピアノを弾いている姿を目撃した同級生の一言から始まった。

「お前のピアノの弾き方って、YOSHIKIに似ている」

……誰ですか? それは。
早速その日の放課後、そいつの家に押し掛けてビデオ鑑賞会。
……似てるかぁ? 俺、あんなにクネクネしてるかぁ?
しかし、ショックを受けている俺の眼に次の瞬間、更に衝撃的な映像が飛び込んで来た。
うわー。何だこれ。今まで全く興味無かったけど、日本現代音楽には、こんな不可解なものがあったのか。解らねえ。俺には全然解らねえ。
……もっと知りたくなってしまった俺が、運の尽き。

斯くしてこの日からヴィジュアル系狂信者人口は1人増えたのであった。


そんな訳で理解不能なこの世界に浸ってから、もう大分長くなるが、最近困っていることがある。
それは、心ときめくインディーズバンドに出逢えないこと。否、インディーズである必要性は全く無いんだけど(笑)。
最近、雑誌でも一時の様にヴィジュアル系ばかりと云う訳ではないので極端に情報少ないし。外見と内容が一致しなさげなバンドに下手に手を出したくないので、新しいバンドに興味を持とうとしないし。流石にこの年になると、バンギャルであることに羞恥心と背徳感が付き纏うし。
まあ心ときめくヴィジュアル系バンドに巡り逢えない最大の理由は、俺自身やる気が無いってところにあるんだろうけど。
ヴィジュアル系歴は確かに長いけど、俺の活動内容なんて10年やっていて多分、熱心なバンギャルの1年分だぜ(笑)。

……でも、そろそろ新しいバンドに目を向けたいなあ。
ヴィジュアル系バンドばかり50ぐらい集めた展覧会みたいなのがあったら、観に行っちゃうんだけどな。メトロポリタン辺りで(笑)。


……誰か一緒にライヴ行ってください。

1)適度にヴィジュアル系文化を愛している方
2)ヴィジュアル系インディーズバンドのライヴに誘ってくれる方
3)ヴィジュアル系に愛があるにも拘らず、的確な毒を吐ける方
4)「××(メンバー)君カッコイイ」以外の単語を知っている方
5)洋楽は、マリリン・マンソン以外も聴いてる方
6)LUNA SEAはギリギリ"STYLE"までかなと思える方
7)直ぐに何でも同人誌的発想に結びつけない方
8)自分の容姿を考慮した上で、コスプレしている方
9)ライヴネームの使用はJIS第2水準漢字までの方
10)アーティストの意向を尊重できる方

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索