学校行事のイヴェントで、ゼミ生はスーツ着用指令。

この季節にスーツだぜ、スーツ。
ああ絶対にビジネス社会は間違っている。この暑いのにスーツなんて着ていたら、灼熱地獄じゃないか。室内は冷房が効いているから、まだ良いよ。でも炎天下をスーツで歩く息苦しさと行ったら……
……コスプレでライヴ行く方が、余程地獄なんですけど。
別に暑いのは我慢すれば済むから良いのだが、汗を掻くのが厭だ。
男子の場合は上着を脱いでも、Yシャツにネクタイ着用しているからまだ様になるが、女子なんてジャケット脱いだらスーツの面影無くなるって。

……それで「スーツ着用」って言われて、困ることなのだが。
「個性的」と云う便利な単語にべったり依存して生きている俺が、まともなスーツ……就職活動が終了してしまったら、用済みになってしまう様なやる気の感じられないデザインのスーツ……を、わざわざ常備している訳が無い。
それで持っているスーツの中から、比較的マトモに見えるグレイのパンツスーツを着て行くことに決定。上着も脱げる様にネクタイも着用。
……けれども、このスーツ。
色は確かにグレイだけど、生地にかなり光沢あるので、暗い所ではグレイで誤魔化せても、光が当たると鯖色に光ります。
これで中に白綿ではなくオーガンジーの柄シャツ着て、髪短くして赤くして立ててたら、単なるdieコスです。

……日本人は、もっと普段から、お洒落であるべきだ。
そしたらスーツのデザインにも選択の幅が広がって楽しいのに。
尤もデザインが限られている方が、何を選んでいても、安易に自分のファッションセンスのレヴェルがばれなくて良いのかも知れませんが。
……だからビジネススーツ文化は廃れないのかなあ?

スーツ=上下、同じ布で作られた一揃いの洋服
って、本来の意味での「スーツ」着用義務と云うのなら、ネタとしてゴスロリ上下セットで行く、と云うのも考えたんですが、
……流石にこの年になると「常識」が邪魔をして、絶対に無理。
「スーツ着用」ではなしに「正装で」と言ってくれたら、勿論イヴニングドレス着用しますが。


暑い中、それでも必死でスーツ着てネクタイして、会場に着いたら、院生と来年度進学志望の4年生(彼等は強制参加なのだ)しか来ていなかった。
しかも研究発表も予想していたより、面白く無かった。
おまけに、その後の懇談会に強制参加させられたのだが(此処まで来て、帰るに帰れない……)、身内の誉め殺し合いで、かなり憂鬱になった。
……まあ身内の罵倒のし合いよりは幾分マシだと思うことにしよう。
それはそれで、傍観するだけなら面白いかも知れんが。
暇なので、エンドレスで妄想するしか、することが無い。

……よって本日は、俺的に「dieコスの日」と勝手に命名。
「鯖色(に光る)スーツ」ってとこしか合っていませんが。
でも研究室の人は、誰一人dieを知らないのが、虚しい……

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