夢・出逢い・魔性
2002年7月11日変な夢を、見た……
私は、壮麗なアールヌーヴォー調の城の一画に居る。
正確には、そこは城ではなかったのかも知れないが、少なくとも私の居る部屋は、「城」と形容するのに相応しい装飾が施されている。
広い室内には、着飾った大勢の男女がささめいている。
その光景を私は眺めている。誰も私に注意を払う者などは、無く……
私は独り、壁際でその光景を見つめ、徒、亡霊の様に佇んでいる。
「……完全に、場違いだ」
私はドレスの裾を握り締め、溜息を吐いた。
そこへ何処からともなく、緩やかにピアノの音が聞こえて来た。
室内のざわめきが一瞬にして静まる。
何時の間にか広い部屋の隅に楽器が用意されていたらしい。
やがてピアノに美しいヴァイオリンの音色が、絡む……
誰も声を出すものは、いない。動かない。
……それは、単なる好奇心だった。様に、思う。
「誰が弾いているのかな……」
私はゆっくりと壁際を離れ、音のする方に歩き出す。人形の様に立ち尽くす人々の間を縫い、気付かれぬ様に影の様に。ピアノの傍に忍び寄る。
そして演奏者達の前に立っていた男女の間から、そっと透かし見ると、
……ヴァイオリンの演奏者は、SUGIZOだった。
何でやねん!!
混乱と興奮と狂気乱舞で、思わず部屋の外に逃げ出す俺。
どきどきしながら、廊下で呼吸を整える。
部屋の中は演奏が終了した模様。割れんばかりの拍手の後、また室内は元の雰囲気を取り戻す。
「しまった。何でもっと良く見ていなかったんだ、俺?」
と反省していると、廊下にある硝子張りの飾り棚が目についた。
おお、美しい。この曲線が良いんだよ。
先程のことなんぞすっかり忘却の彼方で芸術鑑賞していると、俺の視界がふと翳った。誰だよ邪魔する奴は。その光の当たり具合が良いんだろ。
そう思って隣に立った奴を見ようと、ふと横を向くと、
……そこには、SUGIZOが居た。
うわ。如何しよう。カッコイイ。こんなに至近距離で見てもカッコイイ。夢の中で見ても、カッコイイ(感心にも「夢」だと云う認識はあるらしい)。
余りにも凝視していたので、SUGIZOが俺の視線に気づいたらしい。
……SUGIZOが、俺の方を見た。
如何しよう。黙っていたら感じ悪いな。何か言わないと。ええと……
「あ、……アールヌーヴォー、お好きですか?」
……言うにこと欠いて、それかよ。もっと気の利いたこと言えよ、俺。
しかしそれが会話の糸口になり、暫し芸術話に花が咲く。
ふう。……SUGIZOが博識で救われたぜ(笑)。
日常に不必要な如何でもよい知識が、此処で役に立つとは思わんかった。
その後、SUGIZO=ヴァイオリン・俺=ピアノで、共演までさせてもらった(この際、夢だから何でもアリなんだよ、ふん)。
演奏曲目は、ベタに"Providence"(LUNA SEA)、"A PRAYER"(SUGIZO)、そして何故かメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(この辺、謎)……。
ああ。ピアノ弾けて良かったな、俺。
しかし、何で今更SUGIZOが夢に登場したのか、謎だ。
ここのところずっとDir en greyづいていたのに。
そうか。きっと、SUGIZOからの「俺を忘れるな」ってメッセージだね(←激しく勘違い)。
1.SUGIZOの誕生日を無意識に憶えていた
2.Jのライヴが渋谷AXであったらしい
3.大型台風6号が通過した
……多分3.が、こんな夢を見た理由と思われる。
私は、壮麗なアールヌーヴォー調の城の一画に居る。
正確には、そこは城ではなかったのかも知れないが、少なくとも私の居る部屋は、「城」と形容するのに相応しい装飾が施されている。
広い室内には、着飾った大勢の男女がささめいている。
その光景を私は眺めている。誰も私に注意を払う者などは、無く……
私は独り、壁際でその光景を見つめ、徒、亡霊の様に佇んでいる。
「……完全に、場違いだ」
私はドレスの裾を握り締め、溜息を吐いた。
そこへ何処からともなく、緩やかにピアノの音が聞こえて来た。
室内のざわめきが一瞬にして静まる。
何時の間にか広い部屋の隅に楽器が用意されていたらしい。
やがてピアノに美しいヴァイオリンの音色が、絡む……
誰も声を出すものは、いない。動かない。
……それは、単なる好奇心だった。様に、思う。
「誰が弾いているのかな……」
私はゆっくりと壁際を離れ、音のする方に歩き出す。人形の様に立ち尽くす人々の間を縫い、気付かれぬ様に影の様に。ピアノの傍に忍び寄る。
そして演奏者達の前に立っていた男女の間から、そっと透かし見ると、
……ヴァイオリンの演奏者は、SUGIZOだった。
何でやねん!!
混乱と興奮と狂気乱舞で、思わず部屋の外に逃げ出す俺。
どきどきしながら、廊下で呼吸を整える。
部屋の中は演奏が終了した模様。割れんばかりの拍手の後、また室内は元の雰囲気を取り戻す。
「しまった。何でもっと良く見ていなかったんだ、俺?」
と反省していると、廊下にある硝子張りの飾り棚が目についた。
おお、美しい。この曲線が良いんだよ。
先程のことなんぞすっかり忘却の彼方で芸術鑑賞していると、俺の視界がふと翳った。誰だよ邪魔する奴は。その光の当たり具合が良いんだろ。
そう思って隣に立った奴を見ようと、ふと横を向くと、
……そこには、SUGIZOが居た。
うわ。如何しよう。カッコイイ。こんなに至近距離で見てもカッコイイ。夢の中で見ても、カッコイイ(感心にも「夢」だと云う認識はあるらしい)。
余りにも凝視していたので、SUGIZOが俺の視線に気づいたらしい。
……SUGIZOが、俺の方を見た。
如何しよう。黙っていたら感じ悪いな。何か言わないと。ええと……
「あ、……アールヌーヴォー、お好きですか?」
……言うにこと欠いて、それかよ。もっと気の利いたこと言えよ、俺。
しかしそれが会話の糸口になり、暫し芸術話に花が咲く。
ふう。……SUGIZOが博識で救われたぜ(笑)。
日常に不必要な如何でもよい知識が、此処で役に立つとは思わんかった。
その後、SUGIZO=ヴァイオリン・俺=ピアノで、共演までさせてもらった(この際、夢だから何でもアリなんだよ、ふん)。
演奏曲目は、ベタに"Providence"(LUNA SEA)、"A PRAYER"(SUGIZO)、そして何故かメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(この辺、謎)……。
ああ。ピアノ弾けて良かったな、俺。
しかし、何で今更SUGIZOが夢に登場したのか、謎だ。
ここのところずっとDir en greyづいていたのに。
そうか。きっと、SUGIZOからの「俺を忘れるな」ってメッセージだね(←激しく勘違い)。
1.SUGIZOの誕生日を無意識に憶えていた
2.Jのライヴが渋谷AXであったらしい
3.大型台風6号が通過した
……多分3.が、こんな夢を見た理由と思われる。
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