……一応、今、接客業と名の付く仕事をしているが、そこで得た教訓。

「自分が客であることを激しく主張する人間に、碌な奴はいない」


……今日久々に、面白い程典型的に印象的な迷惑がいたんだよ。

50代くらいの日本人男性と、40代くらいの東アジア系の女性。
見るからに客とホステスで、女は泥酔。
それで、椅子に横になって(しかも男に膝枕されて)、他のお客様から見たらとっても不快に感じられると判断したので、「横たわるな」と警告した訳。
……てゆーか、公共の(食事をするための)場所で寝そべるって、俺の良識範囲内では、物凄く非常識なことの様に感じるのだが、如何なものだろう?
そしたら、ホステスが逆ギレ。しかも片言の日本語で。
「あたしは気持ち悪くて、休憩してるのよ。気持ち悪くて休憩したくて(店に)入ったのに、ダメなの?
気持ち悪い人間がいたら、優しくするのが当たり前でしょう?
こっちは、客なのよ。お金払ってるのよ。
外国人だからってバカにしないでよ。客なのよ。優しくしてよ」
……そんな主旨のことを大声で罵ること、数十分。

……もう面倒になって、暫く放置しておいた。
そしたらその卓に呼ばれて、「店長呼んで来なさいよ」。
……すみませんね。この時間、俺が店長代理なんだよ。
そう述べたら「あんたじゃ話が通じない」と言い張られるので、更に放置。
すると何やら大声で散々罵った末、またもや卓に呼ばれ、
「店長呼べっていってるのよ。何なの、この店。外国人だからってバカにしないでよ。あたしは、客なのよ」と、再度主張。
煩いし執拗いし、いい加減面倒になって来たので、
「社会のルールに従えない人間を、当店ではお客様とは認めかねます」
……とうとう、その一言を言っちまったよ。俺……

それでも尚も「お金を払っているんだから、客なのよ。外国人だからって、差別しないでよ。優しくしてよ」と、必要以上に主張し続ける外国人女性。
……可哀想に。日本に出稼ぎに来て、余程つらい目に遭って来たのか。
全てを「自分が外国人である」せいにしなければ、耐え切れない程。
何だかこの女に、思いっきり、同情してしまった……
うん。でも多分、

「あんたが差別されているのは、あんたが外国人だからでなく、
 あんたのその人間性のせいだろ」

……喉まで出掛かったが。ん。良く我慢した、俺。

で、「あたしがこんなに気持ち悪いのに、酷いメに遭わせて。誠意を見せなさいよ」と煩いので、とうとう俺までキレたね。
そもそも、あんたが気持ち悪くなったのは、気持ち悪くなるまで飲んでいたあんたの責任だろうが。
……とうとう、最後の一言を言った。

「本日の御代は結構なので、二度と。二度と、この店に来ないでください」

多寡だか3045円で店内の平穏が保たれることを思えば、安いものだ。
この女から3045円で、誠意、落札しましたー(笑)。
奴等が店を出て行く時、嬉しくて上機嫌で「ばいばーい」と手を振る俺。
女の捨て台詞。「だから、この店は、暇なのよ」。
キミの様な客を店内に満載するぐらいなら、終日ノーゲスで結構だ。


それで、更に俺が解せないのは、連れの男性の態度。
女を宥めるでなし、叱り付けるでなし、一緒になって激昂するでなし。只管、徒、傍観していた。
外国人女と俺の激しい攻防戦に、腰を抜かしていたのかも知れんが。
仮にもお前が連れて来たんだから、せめて女の味方をするぐらいの気概見せろよ。何だよ、黙って見ているって。情けないなあ。
女遊びする地位も財力もあるんだったら、粋に遊んで欲しいね。
……ってゆーか、俺がお金を払ってまで遊べるんなら、こんな下品なのでなく、もっと魅力的な(少なくとも魅力的な人物を演じられる)女性を選ぶ。
お金を出してもこの程度の女としか遊べないなんて余程うだつが上がらないんだなあと、如何でも良いところで無駄に同情しちまったよ。


……そう云えば。青森県住宅供給公社の14億円横領事件。
俺はあのチリ人女性には1銭の魅力も感じないが、如何だろう。
8億円注ぎ込んでもあの程度の女しか手に入らなかったって、男性としての魅力が全く無いんだなあと、この男性にも密かに同情しちまったよ……

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索