仕事仲間にするなら、どちらが良いですか?

1.仕事的に滅茶苦茶有能だが、全く性格的にウマが合わない人
2.仕事的に如何し様も無く無能だが、性格的には凄く気の合う人


……俺なら、間違い無く前者を取ります。


思うに、本気で無能な奴って、何処の団体に所属していても、無能なんじゃなかろうか?
周りの状況を冷静に観察する余裕が無い、もしくは自分の仕事の出来具合を純粋に評価できない、もしくは職場の周囲の人間に全く興味が無い。
だから自分がその職場で能力的にどの位置にいるのか全く知らない。知る気も無い。故に永久に、無能。判り易い。
でも大丈夫。そう云う人は、自分が「無能」と罵られるのは自分のせいじゃなく相手が自分の能力を正当に評価してくれないだけだと、強く心に思っていられるのできっと、どんな環境でも生きていけるさ(笑)。
「自分がまだまだ能力不足なんだな」って思い当たれる人で無能な奴って、俺の乏しい人生経験上、見たことねえ。

後、以前は全く意識したことが無かったけど、「反応速度」って大事だね。
反応が速い人も大抵みんな有能だ。
もともと頭の回転が速いのかも知れないけど。
自分がいる状況を的確に判断して最善の方法で現在の問題に素早く対処しているだけでなく、実は更にその先を見ていたりしない? そう云う人って。
……それと、これも最近気づいたことだが。
人の話を聞く(聞こうとする)姿勢って、大切だね。
以前の俺ならば、他人が話をしていても「耳は閉じることができないから、嫌でも聞こえるさ」ぐらいには思っていた。
でも。人の話に耳を傾けようとする、人の質問に対して的確に自分の意見を述べる、人の話を聞いたら明確な反応をする。せめて返事をする。
人の話に「誠実」な態度で応対する……大切だ。ああ大切だ。
多分企業も、そう云うとこを見たくてわざわざ面接試験するんだな。

オウリは何気無い日常の中でも毎日たくさんのことを学習しています。


それで冒頭の選択肢の話に戻るんだが。
以前ウチの研究室の人とちょこっと話題になったのを思い出した(笑)。

人間関係が円滑なのは結構なことだが、そこに明確な能力上の差がある場合。
能力が劣っている方は「まあこのぐらい仕様が無い」と甘えがちになるし、能力が優っている方は「仕方ねーな」とその分負担してやることになる。
初期の段階では別にそれでも問題無いが、それが長期に及んだ場合。
劣っている奴は「相手が負担するのは当然だ」ぐらいに思って既に自分が相手に負担を掛けていることに関して、痛くも痒くも無くなってしまう。
一方で、優っている方は「もう好い加減にしろよ」と思っているだけなら良いが、それが表出して人間関係にまでヒビが入ると云う展開もあり得る。
のみならず、「どうせがんばっても何にもなんねーんだ」と云う考えに両者が至ってしまうと、結局仕事に対する情熱が欠けて来て職場全体の仕事効率が落ちる。
……それぐらいなら一層のこと、割り切りましょう。と。
性格的に全く合わない相手と一緒に仕事をする時、それなりに双方能力的に優れていて、それなりに自分の能力に自信があってプライドが高かったりすると、「こいつには負けねー」とか「こいつにだけは言わせねー」とお互いに努力研鑚するので、非常に効率が良い。
しかもその団体の全体的なレヴェルもどんどん上がって寧ろ好都合。
それだけ能力が高ければ他人にも配慮できる余裕があるので、(少なくとも表面上は)人間関係も円滑に運んだりする。
そして協力して仕事を進めるうちに、お互いの実力を認め合える様になって「お前、なかなかやるな」と漢(おとこ)同士の友情が芽生えるケエスもあり得る、と。

……だから、性格的には全く気が合わなくて良いです。
できる人希望。只管、能力的に優れている人、希望。


……「口は災いの元」って格言だけは、何時までたっても学習できません。

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