カリメロ 夜の第1音楽室 池袋サイバー
2002年9月26日ってな訳で、会って来ましたよ。my 座敷わらし、ユーキぃぃぃぃっ!!
先日某イヴェントでお初に御目に掛かり、その座敷わらし然とした風貌に、惚れた。具体的に何が妖怪染みているって訳では無いが、最初にイメエジしたのが、何故か「座敷わらし」なんだよな。vo.ユーキ。
あの黒い作務衣っぽい衣装がいかんのか、口がデカいのがいかんのか。
ってゆーか、口のデカいvo.好きだ。ステージ観てて表情判り易いって云うのもあるけど。口開けると前歯全開なとことか。
……はっ!! もしや同族意識?? 同族意識なのか??(爆)
すっかり忘れていたけど、ワンマンライヴが行われるそうじゃないですか。
……と前日、唐突に思い出したので、今日の夕方池袋サイバーへ。
チケット引き換え時間を勘違いして珍しく早目に現着してしまったが、その辺をふらつくのも面倒だったので、近所で軽く珈琲でも飲んで時間を潰し、開場間も無く中に入ってしまうことにした。
客入れBGMがヴェートーヴェンの交響曲って辺りが、非常に音楽室チック。
そして客席左右壁際の暗幕には有名音楽家の肖像画を模したメンバーのポスター(B4版)が。この印刷面の質感は、セブンイレブンだな(笑)。
このポスター。「持ち帰り可」だったらしいが、既に開演前に全て無くなっていたので、ちと驚いた。そんなの自分で作れるだろうが(笑)。
開演前、ステージに掛かった幕に過去のライヴ映像、上映されてたな。
SE.ヴェートーヴェン交響曲第9番"喜びの歌"が一際高らかに鳴り響いて、メンバー登場。B.コースケの髪が短くなっていましたねえ。
そしてmy 座敷わらしユーキは多少髪が伸びていて、以前より妖怪っぽさは薄れていたんですが、やっぱり座敷わらしだった(笑)。
初っ端からかなりのハイテンションで本編はスタート。
……ってゆーか、こう云うノリだとは知らなかった。
2曲目で既に体当たりの嵐。押しが強いと云うレヴェルじゃなく、助走つけて背後から体当たりして来るもんだから堪らない。
見るからに華奢な女の子が、軽く当たって来るぐらいなら全然構わんのさ。でも、その勢いでその重量の物体が、助走してまで飛び掛かって来るのは流石に問題なんじゃなかろーか。と
周囲も本人も、イタイです。物理的にと云うよりは寧ろ、心理的に。
……そんな訳で、結構見晴らしの良い位置に居たんですが、2曲目にして早くも戦線離脱。超下手側の壁際で大人しく観戦することにしました。
G.ナオとD.豪が見え難いんですが。B.眼の前だからいーもん。ふーん
好きです、カリメロ。完全和製歌メロバンド。一見地下室系なんですが。
古き良き昭和の時代を彷彿とさせられる。
……とは云え、それは決してアングラのおどろおどろしいものではなく。
カリメロの曲を聴くと、何処までも続く雲の無い青い空だとか、左右に稲穂の揺れる田圃の畦道だとか、頭上から木洩れ日の差し込む杉木立の中だとか、鬱蒼とした森の中の小さな神社のお稲荷さんだとか、何故か生まれ育った幼き日の夏の光景が、眼の前に一気に甦ります(一体何時の生まれなんだ? 俺は……)。
今、最も郷愁を誘うバンド、カリメロ。
vo.ユーキに座敷わらしを彷彿するから。と云う訳では、多分決して無い。
座敷わらしで、郷愁。はっはっは
座敷わらしで、郷愁。うわははははは
ステージ上にはマネキンの首に包帯が巻かれてディスプレイされてたんだが、それで喚起させられるのは、アングラとか猟奇とかエログロナンセンスではなく、飽くまで「郷愁」なのです。
……ほら。子供時代に蛙の口に爆竹詰めたり蟻の巣穴に水を流し込んだり蝶の羽を毟って遊んだじゃないですか?
その手の、幼児なら誰もが持つ、無邪気でプリミティブな残虐性なのです。
カリメロの世界観は。
演出された残酷では無く、無意識で無邪気な、残虐。……怖え
俺的に3拍子のミディアムな曲調のやつが気に入った。B.が映画"サウンドオブミュージック"の"MY FAIVORIT THINGS"のメロディ、サンプリングしているやつ。それと、"ひまわり"。……変拍子、好きだ。
中盤の幕間では、ツアーのオフ映像の上映会。
……すみません。メンバーの素顔に興味無くて(笑)。暇でした。
そして上映後の登場は、パートシャッフルバンド"カリソメ"で(笑)。
D.コースケ(B.)、B.ユーキ(vo.)、G.豪(D.)、vo.ナオ(G.)
演奏曲目は、"昼の音楽室"(笑)。
最初は余りにもユーキが楽器上達しなかったので、この企画中止にしようと思っていたらしい。
何とか無難にこなしていましたが(特別に上手くもないけどね・笑)。
俺的にユーキが眼の前にいたのは、ちょっと嬉しかった。でも衣装変わっているから、当初の座敷わらしっぽさは損なわれて、残念(←しつこい)。
後半戦の頭は、新曲だったそうです。
"影法師"。この辺は、ミニアルバム"ローカルメモリー"で既習済みだったので、(俺が)余裕を持って聴けました。
終盤、"非行期の少年"、"渚"、"かぜまかせ"。
もう客席が混沌としていて、大変だった。外から観てる分には楽しいけど。
と余裕こいてたら、弾き出された女の子にブチ当たられて、俺までコケた。
……矢張り危険だ、カリメロ。
本編ラストは、予想通り"夜の音楽室"。
アンコール、"花火"。
曲間、ユーキがアカペラで歌ってたシーンには、ちょっと感動した。
2度目に登場した時は、メンバー全員法被来てました。
ステージ上の生首人形を客席に投げ込んで、それがまた客席から投げ返されるとこなんて、何か人格ラヂオ"お人形さん"チック。
最後にそれをファンの子にあげちゃったけど、欲しかったなー(笑)。
終演後、一服して帰ろうと思ってドリンクカウンタでメニュー見たら、メンバーの名前がついたカクテルが用意されていた。
恐る恐る"ユーキスペシャル"にしてみたが、アマレットソーダかな……?
作っているとこ見てないので、正確には何が入っていたか不明。
本日の総括。
初参戦した、カリメロ。初ワンマンでしたが、楽しかったです。
……唯、惜しむらくべきは、カリメロ。色々なところで微妙に仕掛けが施してあるのは良いのだが、聴かせどころのメロディラインの構成パターンはほぼ決まっているから、何曲か通して聴いてしまうと1曲づつの個性はイマイチ弱い様な気がする。
歌メロだけ抽出してしまうと、決定的に今後の展開を予想できちゃうんだよな。3音飛ぶとか1音ずつ下がるとか……(笑)。予定調和は多いなあ。
展開が容易に予測できる分、知らなくても安心して聴けるし、また憶え易いんですが。もう少し意外性は、欲しい。……未来に期待。
vo.ユーキの表現力は、中々の見応えがあります。
表情とか手の動きとか静止した瞬間とか細かいところで、上手い。
ミディアム調の曲の間奏で立ち尽くすとこなんて、その場に立って居るだけなのに妙に視線を止めてしまいます。将来が楽しみなvo.ではある。
「良し悪し」で訊かれれば、まだまだ発展途中で自信を持って人におススメするには、決定的に何かが不足しているんですが、「好き嫌い」で訊かれるなら、確実に俺は好きだ。カリメロ
機会があったらまた観に行きたいなあ。……ってゆーか、行く(笑)
先日某イヴェントでお初に御目に掛かり、その座敷わらし然とした風貌に、惚れた。具体的に何が妖怪染みているって訳では無いが、最初にイメエジしたのが、何故か「座敷わらし」なんだよな。vo.ユーキ。
あの黒い作務衣っぽい衣装がいかんのか、口がデカいのがいかんのか。
ってゆーか、口のデカいvo.好きだ。ステージ観てて表情判り易いって云うのもあるけど。口開けると前歯全開なとことか。
……はっ!! もしや同族意識?? 同族意識なのか??(爆)
すっかり忘れていたけど、ワンマンライヴが行われるそうじゃないですか。
……と前日、唐突に思い出したので、今日の夕方池袋サイバーへ。
チケット引き換え時間を勘違いして珍しく早目に現着してしまったが、その辺をふらつくのも面倒だったので、近所で軽く珈琲でも飲んで時間を潰し、開場間も無く中に入ってしまうことにした。
客入れBGMがヴェートーヴェンの交響曲って辺りが、非常に音楽室チック。
そして客席左右壁際の暗幕には有名音楽家の肖像画を模したメンバーのポスター(B4版)が。この印刷面の質感は、セブンイレブンだな(笑)。
このポスター。「持ち帰り可」だったらしいが、既に開演前に全て無くなっていたので、ちと驚いた。そんなの自分で作れるだろうが(笑)。
開演前、ステージに掛かった幕に過去のライヴ映像、上映されてたな。
SE.ヴェートーヴェン交響曲第9番"喜びの歌"が一際高らかに鳴り響いて、メンバー登場。B.コースケの髪が短くなっていましたねえ。
そしてmy 座敷わらしユーキは多少髪が伸びていて、以前より妖怪っぽさは薄れていたんですが、やっぱり座敷わらしだった(笑)。
初っ端からかなりのハイテンションで本編はスタート。
……ってゆーか、こう云うノリだとは知らなかった。
2曲目で既に体当たりの嵐。押しが強いと云うレヴェルじゃなく、助走つけて背後から体当たりして来るもんだから堪らない。
見るからに華奢な女の子が、軽く当たって来るぐらいなら全然構わんのさ。でも、その勢いでその重量の物体が、助走してまで飛び掛かって来るのは流石に問題なんじゃなかろーか。と
周囲も本人も、イタイです。物理的にと云うよりは寧ろ、心理的に。
……そんな訳で、結構見晴らしの良い位置に居たんですが、2曲目にして早くも戦線離脱。超下手側の壁際で大人しく観戦することにしました。
G.ナオとD.豪が見え難いんですが。B.眼の前だからいーもん。ふーん
好きです、カリメロ。完全和製歌メロバンド。一見地下室系なんですが。
古き良き昭和の時代を彷彿とさせられる。
……とは云え、それは決してアングラのおどろおどろしいものではなく。
カリメロの曲を聴くと、何処までも続く雲の無い青い空だとか、左右に稲穂の揺れる田圃の畦道だとか、頭上から木洩れ日の差し込む杉木立の中だとか、鬱蒼とした森の中の小さな神社のお稲荷さんだとか、何故か生まれ育った幼き日の夏の光景が、眼の前に一気に甦ります(一体何時の生まれなんだ? 俺は……)。
今、最も郷愁を誘うバンド、カリメロ。
vo.ユーキに座敷わらしを彷彿するから。と云う訳では、多分決して無い。
座敷わらしで、郷愁。はっはっは
座敷わらしで、郷愁。うわははははは
ステージ上にはマネキンの首に包帯が巻かれてディスプレイされてたんだが、それで喚起させられるのは、アングラとか猟奇とかエログロナンセンスではなく、飽くまで「郷愁」なのです。
……ほら。子供時代に蛙の口に爆竹詰めたり蟻の巣穴に水を流し込んだり蝶の羽を毟って遊んだじゃないですか?
その手の、幼児なら誰もが持つ、無邪気でプリミティブな残虐性なのです。
カリメロの世界観は。
演出された残酷では無く、無意識で無邪気な、残虐。……怖え
俺的に3拍子のミディアムな曲調のやつが気に入った。B.が映画"サウンドオブミュージック"の"MY FAIVORIT THINGS"のメロディ、サンプリングしているやつ。それと、"ひまわり"。……変拍子、好きだ。
中盤の幕間では、ツアーのオフ映像の上映会。
……すみません。メンバーの素顔に興味無くて(笑)。暇でした。
そして上映後の登場は、パートシャッフルバンド"カリソメ"で(笑)。
D.コースケ(B.)、B.ユーキ(vo.)、G.豪(D.)、vo.ナオ(G.)
演奏曲目は、"昼の音楽室"(笑)。
最初は余りにもユーキが楽器上達しなかったので、この企画中止にしようと思っていたらしい。
何とか無難にこなしていましたが(特別に上手くもないけどね・笑)。
俺的にユーキが眼の前にいたのは、ちょっと嬉しかった。でも衣装変わっているから、当初の座敷わらしっぽさは損なわれて、残念(←しつこい)。
後半戦の頭は、新曲だったそうです。
"影法師"。この辺は、ミニアルバム"ローカルメモリー"で既習済みだったので、(俺が)余裕を持って聴けました。
終盤、"非行期の少年"、"渚"、"かぜまかせ"。
もう客席が混沌としていて、大変だった。外から観てる分には楽しいけど。
と余裕こいてたら、弾き出された女の子にブチ当たられて、俺までコケた。
……矢張り危険だ、カリメロ。
本編ラストは、予想通り"夜の音楽室"。
アンコール、"花火"。
曲間、ユーキがアカペラで歌ってたシーンには、ちょっと感動した。
2度目に登場した時は、メンバー全員法被来てました。
ステージ上の生首人形を客席に投げ込んで、それがまた客席から投げ返されるとこなんて、何か人格ラヂオ"お人形さん"チック。
最後にそれをファンの子にあげちゃったけど、欲しかったなー(笑)。
終演後、一服して帰ろうと思ってドリンクカウンタでメニュー見たら、メンバーの名前がついたカクテルが用意されていた。
恐る恐る"ユーキスペシャル"にしてみたが、アマレットソーダかな……?
作っているとこ見てないので、正確には何が入っていたか不明。
本日の総括。
初参戦した、カリメロ。初ワンマンでしたが、楽しかったです。
……唯、惜しむらくべきは、カリメロ。色々なところで微妙に仕掛けが施してあるのは良いのだが、聴かせどころのメロディラインの構成パターンはほぼ決まっているから、何曲か通して聴いてしまうと1曲づつの個性はイマイチ弱い様な気がする。
歌メロだけ抽出してしまうと、決定的に今後の展開を予想できちゃうんだよな。3音飛ぶとか1音ずつ下がるとか……(笑)。予定調和は多いなあ。
展開が容易に予測できる分、知らなくても安心して聴けるし、また憶え易いんですが。もう少し意外性は、欲しい。……未来に期待。
vo.ユーキの表現力は、中々の見応えがあります。
表情とか手の動きとか静止した瞬間とか細かいところで、上手い。
ミディアム調の曲の間奏で立ち尽くすとこなんて、その場に立って居るだけなのに妙に視線を止めてしまいます。将来が楽しみなvo.ではある。
「良し悪し」で訊かれれば、まだまだ発展途中で自信を持って人におススメするには、決定的に何かが不足しているんですが、「好き嫌い」で訊かれるなら、確実に俺は好きだ。カリメロ
機会があったらまた観に行きたいなあ。……ってゆーか、行く(笑)
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