最近著しく鍵盤禁断症状で、あーピアノ弾きたい鍵盤に触りたいぃぃぃと、指先がむずむずむずむず脳内をフレーズがぐるぐるぐるぐるPCキーボードは何で鍵盤じゃないんだろうとか、くだらない妄想に励んでいた今日この頃。
一層のこと、思い切って安価で良いから何か鍵盤のついているもの買ってしまおうかと、現在の経済状況も顧ず無謀な決断を下し掛けたその時。
バイト仲間ハカイシ君の実家がこの度お引越しすることになりまして、古い電子ピアノを処分しようとしている……と云う情報を聞きつけ「捨てるぐらいなら、是非俺が里親になりたい」と申し出たところ、幸いにも快諾を得ることができました。


そんな訳で本日、我が家に養子が来た。YAMAHAクラヴィノーヴァ。

正直、「電子ピアノ」と一口に云ってもピンキリなので、現物をこの目で見るまで、どんな子がウチにやって来るのか、すっげー不安だったのよ。
「どんなの?」って聞いても楽器音痴のハカイシ君は説明してくれないし。
だから色々と妄想を膨らませて内心ドキドキしながらこの日を待っていたんだけど、真逆YAMAHAのクラヴィノーヴァが来るとは思わなかった。
見た瞬間、え?……本当にこれ戴いても良いんですか? って感じ。
確かに年季の入った旧型だし、機能も必要最小限。
音色の豊富やらシーケンサ内蔵やらが売りの最新機種と比べれば、骨董同然ではあるんだけどね。鍵盤も、当然88鍵無いし。
そもそも、弾かなきゃ図体のデカい電子ピアノなんて、邪魔者以外の何者でもあり得ないんだけど。
……でも、不覚にも一瞬、絶句してしまった。

本当にこれ、戴いて良いんですか?
本当にこれ、俺なんかが戴いちゃっても、良いんですか?

本当にそれでいいんですか? (←しつこい)。


うわーん。ありがとう。ありがとう、ハカイシ君。
(↑奴の両手を握り締めて、力一杯上下に振る俺を想像してください)。
今日から、毎日触ってあげるわ。毎日弾いてあげるわ。毎日愛でるわ。
そしてこれで精一杯練習して、必ずピアニストに……は、なりませんが。


そして、晴れて今日から我が家の住人となったYAMAHAクラヴィノーヴァ。
別に俺は陰陽師でも何でもないのだが、折角だからこの子に、「俺の遊び相手」と云う人格を与えるため、古式床しい日本伝統の呪術の基本に則り、永遠と名づけてdaydream(←浮かれ過ぎて、やや錯乱気味)。


命名。"眩微"。


"眩微"と書いて"クラヴィ"と読みます。クラヴィノーヴァだから、眩微。
"眩微"の「ヴィ」は勿論、「ヴィジュアル系」の「ヴィ」ね♪
適当に3秒ぐらいで思いついたんだが咄嗟に脳内に浮かび上がった字面がもうヴィジュアル系チックで、そんな自分がかなりの勢いで笑える。

それで勢いづいて譜面とか欲しいんですけど、養子を迎えたからと言って俺の個人的な財政難は解消された訳ではないので、当分の間は、手持ちのスコアや音源をアレンジして遊ぶので我慢することにします。

……と云う訳で俺的には今、LUNA SEAの過去音源が、熱い。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索