ain’t afraid to die

2002年10月10日
偶に、思います。


……このまま消えてしまえれば良いのに。


この場合は、「死んでしまいたい」ではなく「消えてしまいたい」と云う辺りがポイントです。
自殺願望ではなく、飽くまで消滅願望なのです。
だって、死んでしまったら……


死体が残るじゃないか。


後に残された人達は、それを始末しなければいけないんだぜ。
それを怠って放置しておいたら、腐敗して異臭を放つんだぜ。
……そんな恐ろしい状態を想像するだけで、どんなに生きているのが厭になろうとも、「自殺」と云う選択肢だけは、思いついた瞬間に即却下です。
何を隠そう、俺が「死にたくない」理由は、たったそれだけのことに尽きると言っても、全く過言ではありません。
命を絶った途端、瞬間的に消滅できるのであれば良いんですがね。
ほら。粒子と反粒子が衝突してガンマ線を放出しながら消滅するとかさ。
……カラスみたいに(笑)。
(参考文献:矢追純一「カラスの死骸はなぜ見あたらないのか」雄鶏舎)

まあ、死体を残すのが厭なら、失踪すれば良いんじゃないかな。と
そう思うかも知れませんが、それはそれで恐ろしいです。
何故なら現在、俺は同居人と2人で暮らしているので、もし俺がまんまと人知れず夜逃げしたとしても、それに気がついた同居人が血眼になって俺を探すであろうことが容易に想像されるからです。
きっと同居人は、地の果てまで俺を追って来るでしょう。
そして俺を発見し、こう言うに違いありません。

「家賃払え」

……どうせ俺の存在意義なんて、その程度だよ。ちくしょう(笑)


よく「死ぬ気でやれ」と云う表現を見掛けるが、これは決して比喩ではないと思います。

自ら命を絶つのは、とても面倒なことなのです。
一例を挙げて、縊死一つ取ってみても、まず縄を探さなければいけません。
緊急の場合はタオルや荷造り用の紐などで代用することも考えられますがなるべく人間一人分の荷重に耐え得る丈夫な物が望ましい。
そして次に、ぶら下がれる場所を探します。
伝統的木造日本家屋ならいざ知らず、大量工業生産の現代建築には鴨居が見当たりません。
それなので代用となる物を探します。俺の部屋の場合、ロフトベッドの手摺なんかが最適だと思われます。
自分が死んだ後に残される人のことを考えると少なくとも、実行前の3日間ぐらいは、絶食して消化器官を空にしておくのが望ましいと思われます。
ここで遺書なんかを書いておくと、後に残された人が少しは納得してくれると思うので、そのぐらいは用意しておく精神的余裕を見せましょう。
……そしてこれだけの準備をして初めて、覚悟します。

ほら……面倒じゃないか。


因みに誰もが一度は若気の至りで試してみがちなリストカットですが、あれは余りメリットが無いんでオススメできません。
手首を切って死のうと思ったら、切り落とすぐらいの勢いでないと、まず狂言だと周囲に思われて終わります。
少なくとも手首に対して垂直にではなく、平行に刃を当てなくてはリアリティがありません。
そしてそのぐらいの勢いで実行してしまうと、神経を傷つける可能性があるので、成功しなかった場合左手が使い物にならなくなってしまう恐れもあり得ます。
……まあ、本気で自殺を覚悟していなくて、ちょっと自殺してみる気分を味わうとか周りの注目を浴びたいとか言うのなら、それなりの出血を得られる割に本気で命を落とすリスクが少ないので、死ぬまでに1度は体験しておくのも悪くないと思われます。
その場合、妙な雑菌による感染症に罹らない様に、早目に手当てができる環境を整えておくことが、実行の際、留意すべきところでしょうか。


……だから「自殺願望」じゃなく、「消滅願望」なんだってば。


俺自身の存在と、俺の周囲の人達の俺に纏わる記憶ごと、この世から抹消したい……と、偶に強く望みます。
一層のことUFOでもやって来て、俺をさらってくれないかなー(笑)。
そしてその後でメンインブラックとかが現れて、俺に纏わる記憶をそっくり人々の脳内から消してくれるとか。……ピカッと (映画"MIB"参照)。


そんな妄想を抱きながら、死に姿を晒すことに耐え切れず、今日も不様な生き恥を晒している訳です(笑)。

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