入院勧告

2002年10月25日
……今日、とうとう入院勧告が出た。


「今度病院行く時は、一緒に行くからね」

そう同居人が言ってくれたので、昨日診察時間を知らせておいた。
今日早目に家を出て郵便局に寄ってから、診察に行った。
……俺しかいなかった。
何時もの様に診察室に入ったら、1本の電話が掛かって来た。


……それ以降の記憶がありません。


気づいたら医者に「これ以上日常生活に支障がある様だったら、暫く入院も考えた方が良い」と提案されていた。

家に戻って、電源が落ちる様に意識が途切れた。

過去と現在と希望と絶望がぐちゃぐちゃに混ざった、厭な夢を見た。
喉の渇きを覚えて気がついた。
居間のホワイトボードに、同居人の伝言が残されていた。


「ごめーん。起きられなかった」


……ちょっとだけ仔牛の気分になった。

そんな自分が面白くて、虚ろな声で笑った。そして、更に


憂鬱になった……

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