相対性HAPPY

2002年10月26日
ここ数日急激に精神的に変調を来たしてからと云うもの、ことある毎に自分に言い聞かせることにしています。ずっと言い聞かせ続けています。


「苦しいのはお前だけじゃない。下には下がある」


多分、俺なんてまだ、全然健康なんですよ。

ちゃんと食事も採れるし(その後吐き出すけど)、
ちゃんと睡眠も採れるし(厭な夢しか見ないけど)、
ちゃんと風呂に入れるし(自分の体臭が不快だからな)、
ちゃんと出勤もできるし(雇用契約上責任があるからな)、
ちゃんと音楽も聴けるし(無音だと耳鳴りが五月蝿いからな)、
ちゃんと日記も書けるし(暗黒過ぎて読む方は不快だろうがな)、
ちゃんとネットしてるし(そして引き篭もり度はますます加速の方向へ)、
関係者から見舞いのメエルは来るし(返信できなくてすみません)、
死にたくてもなかなか死なないし(色々面倒だからな)

……こんなに恵まれているのにこの上何が不満なんだ、俺様。


世の中にはもっと大変な人がいるじゃないか。

餓死寸前でも食物無かったりするんだぜ。
寝られる様な場所が無い奴とかいるんだぜ。
風呂なんてその辺の川に入って済ませるんだぜ。
働きたくても仕事が無い人だっているんだぜ。
音楽なんて自分で歌うしかなかったりするんだぜ。
1日生き延びられただけで、やっとなんだぜ。
情報は全部政府に隠匿されて、表現の自由もままならないんだぜ。
他人の安否を気遣うより、自分の生命最優先だったりするんだぜ。
明日は如何なるか予想もつかなかったりするんだぜ。

死んだ方がマシだって思いながらも、生きていられるだけで感謝の祈りを捧げる人だって、世界中にはたくさんいるんだぜ。


……一体何を甘えているんだ、俺。
お前なんて、この上も無く恵まれているだろうが。

「下には下がある」。
自分にそう言い聞かせていられるうちは、多分生きて行ける。
けれども。もしこれ以上、俺を下に落とすぐらいだったら


今すぐ俺の息の根を止めてください。神様。


……俺の「絶望」は、自分で思っていたより、底が浅い(笑)。

そう。俺は、この上も無く、幸せです。


……自分の置かれているこの状況に、疑問を抱くことさえ無ければ。

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