……何もできる気がしないので、取り敢えず音楽聴いています。


何だか偉そうにライヴレポートとかディスクレヴュウとかヴィジュアル系評論チックなこと書いているんで、「CD聴いている」と云うと歌詞カードに見入りながら熱心に耳を傾けている様子を多分みなさん想像されるでしょう。


……すみません。全然違います。


流しっ放しにしているだけで、実は全く聴いていません。

BGMとして流しているので、余り歌詞カードとか見ないんですよ。
偉そうに「この歌詞が」とか「このメロディが」とか「このギターのフレーズが」とか言ってはいますが、それは意識的にそう聴いているのではなく、自然にそう聞こえて来て印象に残っているものを、適当に思い出し、適当に書いています(笑)。
偶に凄く気になる音とか詞とか曲とか、集中して聴きたいなと思って、歌詞カード見たりステレオのディスプレイのカウント見てたりするんだが。
……聞き流している方が圧倒的に多いです。
ウチの同居人とか「音楽は集中しないと聴けない」って言うんですが。
ぶっちゃけ音さえ鳴っていれば、それがロックだろうがクラシックだろうがR&BだろうがH&HだろうがD&Bだろうがヴィジュアル系だろうが、子供達の遊んでる声だろうが風の音だろうが電化製品のモーター音だろうが一向に構わない。
あればあるで聞こえるし、無かったら無いで全く困らない。
ってゆーか、所詮どんな音でも多寡だか空気の振動だし(笑)。
……そんな適当な音楽生活を送っています。


そんな訳で最近、昔の音源を流しています。


思い返せば中学校に入った辺りから現在の状態の前哨戦と言うべき軽い鬱状態を発症し始めたんだなあと、今になってそう思うんですが。
当時リアルタイムで聴いてた音源は、生々しくて痛くて、今でも大好きです。
LUNA SEAとか黒夢とかBUCK-TICKとか。

最近のヴィジュアル系は勿論大好きなんですが。
何処か「仕組まれた匂い」を感じずにはいられなかったりします。
……また、その辺が好きだったりもするんですが。

けれども「ヴィジュアル系」と云う枠が既成のものとして一般的に認知された以降に登場した奴等が「俺たちはヴィジュアル系じゃない」とか言い出すと
「おいお前。自らヴィジュアル系の土俵に上がっておいて今更ヴィジュアル系じゃないだと? そりゃ無えぜ」と反射的に思ってしまうのです(笑)。
既製の枠組に捕われずに表現するため、「ヴィジュアル系」と云う枠を何も無いところから作り上げた……
俺がそう云う認識でいるんでしょうね。彼等に対しては。
当時は俺自身が、自己のアイデンティティを確立させて行く上で、それまで気づかなかった周囲への矛盾と闘う毎日(これは今でも余り変わらない)を必死に過ごしていたので、そう云う自分の姿を勝手に重ね合わせて、余計共感を覚えていたのかも知れない(笑)。

それを「思い入れ」と言うなら、思い入れ以外の何ものでもないけど。


最近の音源は単純に「音を楽しむ」ものであったりするんだが、
昔の音源は俺にとっては、現役の「生々しい痛み」だったりするのです。

……とっくに解散しちゃったバンドもいるのにね(笑)。

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