"雅楽"


琴とか笙とか琵琶の奏でる日本伝統音楽ではありません(聴くけど)。
東儀秀樹でもありません(何枚か持ってるけど)。

先日戴いた雅"雅楽"をやっと聴きました。


何だか色々賛否両論前評判は聞いていましたが、雰囲気は良いですね。
……雰囲気は。
これって店頭で大音響で流れてたりしたら、絶対衝動買いとかしてしまう類の作りだと思うの。
兎に角、一聴した雰囲気が凄いカッコいい!!

……けどね。
多分これは大音響で流れてて、周りに雑音が溢れる環境で中音域が良い感じで相殺されているぐらいで多分ちょうどカッコいいんじゃなかろうかと。
取り敢えず全体的な音が軽いです。
俺は低音域が凄く重い音が好みなので、大体自分のステレオは

最低音域5
低音域5
中音域3
高音域2
最高音域1
(5が最大、1が最小)

ぐらいにカスタマイズ設定して聴いてるのですが、このアルバムでこの設定だと中音域がカシャカシャすること無きにしもあらず。
そんな訳で、少し設定変更して聴いてみました。

最低音域5
低音域5
中音域1
高音域1
最高音域1

……ちょうど良いです。


……でもこれってダンスミュージック聴く時の設定なのよね。


そんな訳で俺的に雅"雅楽"はダンスミュージック認定。
(因みに俺はダンスミュージックは大好きです・笑)

最近は打ち込みでも馬鹿みたいに音が重かったりして、生楽器と何の遜色も無い程録音再生技術が進歩した昨今、珍しいぐらいに軽い音。
……ってことは多分それが作者の意図したところなんだろーが。
作者の意図を尊重すれば、多分こんな音のバランスで聴いて「良い」と云う評価は間違っていることは重々承知なんですが(笑)。
こればっかりは好みの問題だからな。ううむ

取り敢えず今までバンドと云う形態ではできなかったけど演ってみたかったことを一挙に詰め込んでいる様な第一印象。
ってゆーか、演り過ぎです(笑)。装飾過多です。
あのね。このギター(誰が弾いているのかは知りませんが♪・笑)の音質と、vo.の声質が比較的近いのが、かなり勿体無いと思うの。
声は素敵だし結構好みなのに。
折角コーラス入れて、歌メロのラインが充実してたりしてるのに、ギターの音と被っちゃうから双方が邪魔し合って通らない。
寧ろ、全体的な楽器の音質が非常に近いです。
だから音数は多いのに、結局薄い様な気がしてしまう。
まあ統一感の無いバラバラの音色を、纏まりのある音に仕上げるのは相当至難の技であることも容易に想像つくし、ワガママは言えんけどね。
(成功すればカッコいいけど、一歩間違えると大惨事だし・笑)。
この構成でもっと音色に明確な差があれば、どんな環境で聴いても映えるし、すっごくカッコ良くなると思うんですけどね。
……とか云う辺りに雅自身が思い至ると多分、次はもっと良い作品を作ってくれると思うの(とか生意気を言ってみる)。
だから寧ろ、2作目に期待。


でも何だかんだ言って、結構気に入っています。

それなので、歌詞カードやジャケット見ながらじっくり聴いてみる気もしなくもないんで、この作品買って「ちょっと失敗したな」と思ってる人は俺に売ってください(笑)。
……送料込みで、500円ぐらいで(巫山戯るな)。

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