中学校時代の同級生が、いよいよ初ライヴ決行。赤坂まで出張る。
チケットノルマ消化の為、嫌がる友人まで無理矢理連行(余計なお世話)。
……そのうち、友達失くすぜ。俺(笑)

とは云え、こんなに過酷なライヴも初めてだー。
確たるお目当てのバンドも無し、本日出演のバンド予備知識一切無し。
本当に3時間耐え切れるのか、俺??
あー。椅子があって良かった。
……本当に、友達失くすぜ。俺(笑)

とか、失礼な心持でいたんだが、蓋を開けてみたら結構面白かったので、
真面目にレポートしてしまいます(笑)。

……因みに会場は先日、小学生少女監禁事件現場の御近所さんでした
(ああ。何と無く野次馬している気分……)


MeGA Sonic Mode


■HOOCH

普通にロックでした。メロコアでした。
全然守備範囲外なのでボケっと観てましたが、それなりに巧いのでそんなに辛くもなかった。
どの曲聴いても同じ曲に聞こえたんですが、とりわけ苦痛は無いです。
全くの守備範囲外だと、人はここまで寛容になれるらしい(微笑)
ステージ上の人達が全員普段着で、
技巧的な演出を一切行わなくて、
MCも必死で喋っているんでなく自然体だし、
(しかも最前の客と普通に会話してるし)
VO.(&G.)がエフェクターの切り替えに戸惑っていて、
照明の演出も最低限なため、
どーにもこーにも「学芸会」ってイメェジなんですが、
それはそれで「素朴」を演出しているんですか??
(つーか、カッコつけなきゃ様にならんヴィジュアル文化が如何かしてるんだろーが。ヴィジュアル系に毒され過ぎか、自分??・笑)
と、微笑んで見守る余裕のある自分がなかなか不思議です。
因みに、同行者はこう云う系統の音楽が好みなので、居てくれて助かったHOOCHとか思いました。


■HYBLID

古今東西のヴィジュアル系音楽的な要素を全部解体して再構築すると、あこうなるのね。みたいな(笑)
決して斬新では無いんだけど、言うなれば古民家を解体して、主要構造部を再利用して現代住宅に建て替えてみました、はい。的な
伝統的な味と現代的実用性を上手く調和させました。って感じ
寧ろ、元ネタ探しが面白いです。
でもその割には綺麗に纏まっているので、そーんなに耳障りではない。
予備知識無しで音源だけ聞いてたら、素直に嵌っていたのかも知れん。
(すみません、パロディとかコラージュ作品好きです)
……そして、何よりアレンジが巧い。
上モノ多用な割に、しっくり生音と溶け込むそのバランスが巧い。
ってゆーか、楽器隊が普通に巧い(笑)。
惜しむべきは、Vo.がイマイチ宜しくない。
声が通らないし、中途半端なパフォーマンスも見苦しい。
Vo.がその調子なので、B.の動作が自棄に喧しい印象さえある始末。
「初出し」なのに、楽曲のクオリティは意外と高かったです。
完全に洋楽ノリになってしまうか、メンバー全員がヴィジュ落ち(笑)したら、それなりにそれなりの日の目を見ないこと無きにしも非ず。と思った
まあ、頑張れ。……と
今後数回は生温く見守っていられそうなので、良かった良かった♪


■Sclaim

前に登場した2バンドが、余りにも素。且つ音楽的傾向が正反対だったので、「本日の対バン選択基準は何処にあるんだろう」と首を傾げていたら、
……此処で、来たよ。来ましたよ
うっわー。こんなところで遭遇しちゃった、ヴィジュアル系(モドキ)
恥ずかしィィィィッ!!
いやあ。外部から眺めた、ヴィジュアル系(モドキ)は改めて恥だね。
ってゆーか、

君達がその調子だから、ヴィジュアル系が馬鹿にされるんだよ!!

……と、激しく思った。
頼むから、CYBER辺りのヴィジュアル系(モドキ)とオサレ系満載の、同じ穴の狢的な面子のイヴェントにでもひっそり出ておいてくれよ。
何も一般人の前で、好き好んで恥晒さなくても良いじゃねぇかッ!!
……と、痛切に思った。
ああ。多分「事情を知らない人」にとっては、これもヴィジュアル系の範疇に入っているんだろーな。とか思うと、物凄く切ないです。
っつーか、現に同行者が「これがヴィジュアル系か」と感心してたし。
しかも芸風は、間違ったSEX MACHINEGUNSと間違ったGLAYを足して2で割った感じ(双方ともに「間違って」いるところが、ポイント)。
そして、全体的にあり得ない程、ダサい(笑)。

それで煽って煽って煽り捲りだよ。
12人のコアなファンの女の子が、最前でヘドバンだよ。
苦笑しながら逆ダイっぽい動作をしてみたら、「前においで」だよ。

勘弁してくれぇぇぇぇ……(げそっ)

何が「最近色々と考えさせられることがあって、歌詞にも俺の迷いが現れています」だ。この野郎!!
楽屋で永久に迷い続けて、ステージに出て来るなぁッ!!
……と、ちょっと真剣に思っちゃいました。えへ(合掌)


■[db]CRACKER

本日の出演バンドラインナップ。
「起」=普通のロックバンド
「承」=見た目は普通だが、音だけヴィジュアル系なバンド
「転」=見た目でヴィジュアル系に分類されるであろうバンド
……だったので、「結」は何が出るかなーとワクワクしていたら、
判んねーよ。
最初はL’Arc(売れ筋疾走系)っぽいかなー。とか感じて、
「あー。流石関西、脈々流れるソフヴィの血」なんて一瞬思ったけど、
出だしだけの虚仮脅し。
そして、ステージのメンバーの如何にも適当な衣装が更に不可。
っつーかね。
別に「衣装にこだわれ」とは言わん。
但し、「人前に出ても恥ずかしくない格好で来なさい。馬鹿者」と思った。
しかもちょっと好感が持てたのは1曲目だけで、残り普通にロック。
多分、普通に聴いていたら「可も無く不可も無く」の類なんだろーが、
B.の音がデカ過ぎてVo.が良く通る声質なので、非常に喧しかった。
疲れて途中で頭が痛くなって来た。


「本日の総括」

客席を「煽る」時は客の2/3の支持を得てから、行うべし。
「無意味に」煽るバンド嫌いです。
「必要以上に」煽るバンド嫌いです。
客がちっともやる気無いのに、煽るバンドは大嫌いです。
客が乗って来ないのは君達にその実力が無いからだ。と云う事実に、いい加減気づき給え。大馬鹿者。
……っつーのは、後半の2バンドを観た感想です。
そうだな。個人的には、わざわざ煽られなくても、気分良く参加している気にさせられるぐらいの実力があるバンドが好きだな。
そーゆー意味では、前半2バンドの方が好感持てたな。
爆笑頻度は後半の方が圧倒的に高かったけど。
ああ。Sclaimで、あり得ない程笑わせてもらったから、別にいーや。

知人を冷やかしに行っただけ。のつもりが、
結構ライヴ自体を楽しんでしまった……
(これって貧乏根性??)


色々な意味で、異文化コミュニケーションな1日でした。

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