It’s TIME to count DOWN

2002年8月4日
この日の所持金57円……。一体如何云うことなんだ?


毎度御好評頂いております、バイト仲間のエロ君ネタ。
本人はこんなところで祭られていることなど、夢より素敵な……(違)、夢にも知らないに違いない。と云うより寧ろ、知らないことを僕は願う。
別に知られても困らないけど。


……彼はこの日、21回目の誕生日を迎えた。

いやー。羨ましいね。バイト仲間全員に祝福してもらって迎える誕生日なんてさ。それもこれも仕事中に「僕、今日バイト中に21歳になるんですよ」と、必要以上に執拗に宣伝し捲っていた君の粘着質の御蔭。
お前の誕生日なんかに興味無いけどさ。別にお前が21歳になろうが、十八人目の君だろうが、ここで逢ったが百年目だろうが、101回目のプロポーズだろうが、如何でもいいんだけどさ。あれだけ明から様に言われりゃ祝辞の一つや二つも述べてやらないと、心が痛むっつーの。
寧ろ俺様の良心に謝れ(←逆ギレ)。

それで、本日一緒にシフト入っていたハカイシ君と仕事上がりで、ささやかながら近所のファミレスでお祝いしてあげることに、何時の間にか決定していたらしい。
……だから所持金無いって言ってるだろうが。
それなのでここは、ハカイシ君にたかることにする。
そのファミレスでは誕生日にケーキをプレゼントしてくれるらしい。
各自オーダーする中、俺は生ビールジョッキを注文。日曜朝っぱらから良い身分だな、俺様。一度やってみたかったんだよ。朝から生ジョッキ。
……本当はビール大嫌いなんですけど。普通に飲めるけど。

んで、色々世間話とかしてたんだけど、此処は一つ誕生日ってことで、日頃エロ君が俺に対して疑問に思っていることに俺が直々に答えるコーナーに何時の間にかなっていた。

俺「じゃあ何でも答えてやるから、質問してみな」
エロ君「……では、ですねー」

エロ君「……オウリさん、お兄さんとかいるんですかあ?」
エロ君「……オウリさん、如何してそんなに男らしいんですかあ?」
エロ君「……オウリさん、同居人とは結局、何処まで行ったんですかあ?」

エロ君「……オウリさん、何でそんな性格になっちゃったんですかあ?」


……ねえ。
誰か、エロ君の視点に俺が如何映っているのかを小一時間程問い詰めて、俺にその全貌を逐一報告してくれないか?
講談社ノベルズ20周年企画「密室本」シリーズ。

初めて店頭で発見した時には、思わず「汚ねえっ」と叫んでしまった。
今時「袋綴じ」企画なんて、18歳未満お断りの下品な雑誌でも見られないっつーの(勝手な憶測ですが)。
……絶対買うもんか。と、思っていたんですけどねえ。
買っちゃうって。浦賀和宏と殊能将之まで出るんだもの。森博嗣でさえ買わなかったのに。それで多分高里椎奈もそのうち買っちゃうんだろうけど。
密室本企画ではなかったけど、清涼院流水も買ったしな(そして読了後やっぱり怒りに燃えたけどな)。
で、メフィスト賞受賞者ではないけど、この懸賞の設立の根源だかで、〆は年末に京極夏彦が新作書き下ろしで決まりに違いない。
どうせならこの辺で綾辻行人とかに原稿依頼してみせろよ、講談社。密室企画なら二階堂黎人に書かせてみろよ、講談社。島田壮司に密室本の執筆をお願いするぐらいの気概見せてくれよ、講談社。
……すみません、かなり妄想入っています。暑さで脳味噌イカレテいます。所詮イカレテるんですミステリ好きなんて。放っといてくれよ、もう。


浦賀和宏「浦賀和宏殺人事件」。

また食人ですか? 浦賀さん。そんなに人が食いたいですか? 浦賀さん。
そりゃ、俺も人を喰った話は大好きだがな。
それで、またYMOネタですか?
しかも御丁寧に巻末に用語解説集までついてたが、途中でへばった。
どうせ企画物だと思って、完全に趣味に走っていませんか?
半ば予想していたけど、やっぱり怒りに燃えてしまった(笑)。


殊能将之「樒/榁」

短編2編で構成された1冊。
前編は水城優臣ヴァージョン。後編は石動戯作ヴァージョン。
前作「鏡の中の日曜日」ネタバレになるので、こちらをまだ読んでいない人には、おススメできません。前作は知らないけどわざわざこれを買って読む酔狂な人間がいるとは思えないけど(笑)。
実は石動戯作は過去の水城優臣に出逢っていた、と云うシチュエイション萌えな美味しい1冊。


浦賀和宏も殊能将之も、俺は好きなんだけど……
住んでいる人口の100%が引き篭りで、その一日の殆どの時間をPCモニタにへばりついて過す、と云うヲタク率100%な我が家。
居間と云う公共の場所が完備してあるにも拘わらず各自部屋に篭り、会話は勿論メエルでやりとり。
席立って隣の部屋の扉を叩いた方が、全然早いっつーの。
それで折角LAN引いているんだから、何かLAN対戦できるゲームでもやろうかと、今回用意したのがCHESS。
世間は"ヒカルの碁"で囲碁ブーム真っ盛り(?)だが、我が家はCHESS。

早速PCにインストールしてみる。
俺は何気にCHESSは超初心者なので、まずはPCを相手に1人対戦。同居人に大雑把なルールを教えてもらい、ヒントを頼りに駒を進める。しかし

……怖いんだよ、このゲーム……。

駒がそれぞれキャスティングに合ったアニメーションになっているのはまあ、良い。ダークな雰囲気もゴシックホラーとファンタジーとロープレ世界を微妙に足して5で割った様な絶妙な画は、素敵だ。
多分"鏡の国のアリス"のパブリックイメエジってこんな感じ。いいです。所詮童話世界なんて普通に見たら単なる、愛し愛しのサイコホラー(しかしこのゲーム自体はドイツ製らしい)。
繰り返して云うが、決してアニメーションが不満な訳ではありません。画像が重過ぎて、ヘナチョコPCが偶に凍りつく自体に見舞われたとしても。
アニメーションだけなら、カッコ良くて非常に俺好みなんです。けど、


……このゲーム、効果音が怖いんです。

駒が移動する時に足音が響くとか、身動きすると鎧の擦れ合う音がするとか、相手を殺ってまう時そいつが悲鳴を上げるとかなら、まだ良いんだ。
しかし、次の一手を如何するか悩んでいる時に、得体の知れない妙な笑い声を上げるのは、お願いだから勘弁してくれ……


俺「……」(モニタに見入って考え込んでいる)


駒「ズシャッ」(←身動きした)
駒「ふ、はっはっはっ」(←笑った)
駒「ほぉーっほっほっほっほっ」
駒「けぇーっけっけっけっけっ」
駒「ひぃーっひっひっひっひっひ」


ひいいいいいいいっ!!……奴等が来るっ!!
(岡田あーみんの、空間が捩れた様な画を想像してください)


……何だかCHESSに対して間違ったイメエジを抱きそうな今日この頃。

夜をぶっとばせ

2002年8月1日
以前から、映画"STAR WARS EPISODO 2 クローンの攻撃"を観に行く約束をしていたので、バイト仲間にして友人のハカイシ君(仮名)とお出掛け。


ハカイシ君はバイク乗りなので、2ケツで湾岸沿いを一路舞浜へ向かう。
千葉に住んでいた時には、よくIKSPIARIへ映画を観に行きましたが(ええ。勿論独りですが、何か?)、誰かと映画を観るのも誰かと彼の地へ足を踏み入れるのも、実は初めてなのだ(笑)。
その相手がこいつだってのが、イマイチ何か納得いかないんですが。
ま、いーや。欲しがりません、勝つまでは(だから、何に勝つんだ?)。

上映時間をチェックして、軽く飯。
そしてAMC IKSPIARI 16に向かう広場(セレブレーションプラザ)を通ると、何だかそこの仮設ステージでショウが始まる模様。
ハカイシ君も俺も基本的に子供なので、ショウと聞いただけでついワクワクして、最前列に座り込んで鑑賞することにする。
ショウはアクロバット中心で、凄いんだか気味悪いんだか間抜けなんだか、良く解らない内容でした。5つ並んで吊るされた袋の中に女の子が1人ずつ入って「みーのーむーしー、ブーラブラっ!!」とか、そんな感じ。

映画は、基本に忠実にポップコーンとコカ・コーラを手にして着席。流石最終上映。客席ガラガラでほぼ貸し切り状態に感動。


肝心の"STAR WARS EPISODE 2 クローンの攻撃"ですが。

仮にも女王まで務めた程の人物が、あんな自信過剰で傲慢なガキに心動かしますか? まるで小娘の様に頬を染めたりして、恥ずかしくないんですか?
寧ろ、観ているこっちが恥ずかしいです。
無理矢理恋愛の要素を取り入れて、一般受けを狙わないでください。
宇宙の壮大なドラマの前では、儚い男女の絆なんて無効なんです。SF心を擽るヲタクな世界に、ロマンスは不要です。夢を見させてください、夢を。
キメ細やかなCG画像技術には感心するけれど、所詮それで喚起させられるのは、せいぜいNHKスペシャル。チープなCGの旧作シリーズの方が余程妄想を掻き立てられる。そーゆー世代なんです、どうせ。
あの黒い地に散った点々が放射状にフレームアウトする、それだけで充分ワープしている様な気分が味わえるんです我々は。少なくとも、俺は。
今回の俺的観どころは、オビ=ワン・ケノービ。
それとCMにも起用されているヨーダの殺陣ですが、それに関しては多くを語らない……
最後は殆どDRAGON BALLのノリでした。これも多くは語りたくない……


それでも良い感じで映像酔いして、外に出たら夕立で雷模様だった。
しかも雨が弱くなったので帰路に着いたら、途中で雨足が強くなった。
それで早く帰ろうと思っていたんだけど、自棄になって飲みに行った。
……勢い余って、帰ったら、朝日が昇っていた。


確か貴方、7月30日ライヴ終演後に、
「非日常は今日で終わり。明日から日常に戻るんだ」
と心に誓っていませんでしたか?

「日常と非日常は連続している。確かに日常から非日常を覗くと恐ろしく思えるし、逆に非日常から日常を覗くと馬鹿馬鹿しく思えたりする。しかしそれは別のものではない。同じものなのだ。世界はいつも、何があろうと変わらず運行している。個人の脳が自分に都合よく日常だ、非日常だと線を引いているに過ぎないのだ。いつ何が起ころうと当たり前だし、何も起きなくても当たり前だ。なるようになっているだけだ。この世に不思議なことなど何もないのだ」
(引用:「姑獲鳥の夏」京極夏彦/講談社ノベルズ)

……あんたのその脳味噌が、本当、一番不思議だよ。
最近耳にした、お腹が捩れちゃう程笑えた、名台詞。

土地柄のせいか時間帯のせいか、ウチの職場は到って芸術系が多い。
1人がギター少年だろ。1人がミュージカル俳優目指していて、今度入った新人も役者志望。んで、強いて俺も頭数に入れれば実に仕事仲間の半数が芸術系志望になってしまう。

……そして、また1人、……堕ちた……。

カラオケが好きなエロ君。マイクを持たせると人格が変わってしまうエロ君。せめて接客する時は、その半分のテンションでも見せてくれ、エロ君。
……君がヴォーカル志望だったとは、不覚にも全く知らなかったよ。
それは前述のギター少年が、「今バンドのメンバーを集めているんだけど、なかなか決まらない」と云う話を素早く聞きつけたエロ君が「僕、ヴォーカルやりたいです」と立候補したらしい。
そしてそれに続いてエロ君が吐き出した台詞が、本日のタイトル。
……それで良いのか、現役 大生。
この台詞に漢(おとこ)気を感じたギターの彼が早速エロ君を連れてカラオケに行き、採用試験を行ったらしい。

俺「……んで、審査の結果は如何なったのよ、エロ?」
エロ君「えー。まあ。でも上手いって誉められましたよー」
俺「……ふーん。あ。そう」
エロ君「上手いって誉められましたよー」
俺「……あー?」
エロ君「いや、だから。上手いって……」(以下エンドレス)
如何やらエロ君は、俺の「お前、歌上手いもんなー」と云う言葉を期待していたらしい。は。誰が言うものか。お前の歌なんざに興味無えんだよ。

しかし。このままエロ君がヴォーカルに採用されたとすると……
……カリスマねえっ。そんなバンド、カリスマ無さ過ぎて厭だ(笑)。
まあ。小っちゃなヴォーカル流行りだから良いんでない?


そう云えば、昨日。

終演後、観覧車の下でぼけっとしていたら、営業に来ていたインディーズバンドに話し掛けられた。
曰く、「札幌は田舎だと思いますか?」「千葉は田舎だと思いますか?」。
知らねえっつーの。
「チラシ、ちゃんと作った方が良いと思いますよね?」と訊かれたので、「これ(チラシ)配って動員増やしたいならねー。センス良いチラシ作れるバンドはやっぱりチェックするし、それを配慮できるスタッフが優秀だってことだから、やっぱバンドも伸びるし」と適当に答えておいた。
流石にチラシに載っている本人目の前にして、「どうせなら写真もっと加工すれば? ヴィジュアル系なんだからさー」とは、口が裂けても言えません。
何故機嫌が悪かったかと云うと、「おねーさん」と呼び掛けられたから。
どうせ俺は良い歳だよ。何時までもバンギャルやってないで、さっさと上がれと言いたいんだろ?(←かなり被害妄想)
……初対面で、他に如何呼び掛けろって話。

因みに彼等は8月7日に本八幡でイヴェント行うらしい。
暇な人、誰か行ってみてください。
話し掛けられたよしみで、宣伝しておきます(笑)。
同居人と、何となくTVで(名前は忘れたけれど)「お部屋をリフォームしよう」と云う企画の番組を観ていた。


現在の同居人と2人暮らしなのは、友達同士で同居している知人に影響を受けたとか、1人暮らしより経済的だとか、奴とは中学時代からの同級生だったとか云う事情は勿論あるが、奴と同居に踏み切った決定的な理由は、住居に求めるレヴェルが殆ど同じだったから。
……何しろウチの同居人は、3度の飯より住宅好き。
「何故お前は建築学に進学しなかったんだ?」と疑問を感じさせる程、住居に対してマニアックな拘りを持っている。
斯く云う俺も、間違って建築系に進んでしまった割には、結局建物が好きなんだな。何だかんだ云っても、つい色々と建築物を観察してしまう。
そんなこんなで、新聞の折込に分譲マンションの広告でも入っていようものなら、もう大変。
「この間取りは合理的ではない」とか「この物件でこの価格なら安いもんだ」とかから始まって、「マンションなんて構造体がしっかりしていれば、中古で買ってリフォームすりゃ良いんだ」と云う話になり、「リフォームするとしたら」と、間取り図を描いてみたり資料をひっくり返してみたり果ては費用の見積もりを計算してみたり、実現する当ても無いのに妄想だけは果てしなく膨れ上がり、当に爆裂寸前も良いところだ。

そんな訳で、住宅リフォームをテーマにした番組なんて、餌食同然。
下手にリフォームしようものなら、罵詈雑言の嵐。それこそ祭の御神体。某掲示板のタチの悪さなんてメじゃないね(否、そんなとこで競っている訳ではないんだがな)。


……結論。
住居を広く使いたいなら、デッドスペースを無くすことです。
つまり、室内の現在使用していない空間を、無駄無く使うことです。

番組では、隙間にみつしりと充満した収納家具を作りつけることにより、「部屋を広くしたい」と云う問題を解決していましたが、云い換えれば、限られた空間を広く使うには、それしか方法が無いんです。
既製家具のサイズが、住居の使用していない(或いは使用できない)空間に、必ずしも一致するとは限らないから問題なのであって、デッドスペースに合わせてわざわざ家具を作ったのなら、室内が広くならない方が如何かしている。


それで、理想的な我が家のリフォーム具体案なのですが。

1.クローゼットを作る
 俺と同居人の部屋の間仕切りを、クローゼットに作り変える。
 そして、居間に飛び出している半間分の押入れを取り壊す。
2.キッチンを作り変える
 流し台の下の空間に冷蔵庫を組み入れる。そして現在の冷蔵庫を撤去。
 その跡地に食器棚を置く。
 ガス台の下にダストシュートを作り、ごみ箱は撤去する。
3.梁の下の空間を活用する
 梁が文庫本とほぼ同じ奥行きなので、その下の壁を全面本棚にする。
 文庫本は全てそこに収納すると、本棚を1つ撤去できる。

……結局、そのぐらいしか改善するべき点が見当たらないので、この部屋の間取りはかなり良くできているってことで。
この水準の住居にこの家賃で棲めるなんて、偶然見つけた物件なのに本当、掘り出し物だったよね。と2人再確認して満足すると、そう云うオチ。
……これ以上腹黒くなって、如何するんだ、俺?


一応20歳を越えたから、バンギャルは卒業かと思っていた。
実際最近ライヴづいてはいたけど、殆どDir en grey ONLYと化していたし。Dir en greyはまだ10代のウチに好きになったバンドだったし。
……10代で嵌ったヴィジュアル系バンドの多くが解散、活動休止。
俺の青春もそこで終わったのさ。彼等が第一線を退いたのと同時に。
本当、バンギャルはもう、卒業したと思い込んでいた。しかし

この様な状態は「卒業した」と云わずに、「休学していた」と云うらしい。
そして、如何やら「復学」してしまいそうな予感がする。

……観たいんだよ。観たいよ観たいよ観たいよう!!
新しいヴィジュアル系バンドが観たいんだよう。
それもソフトヴィジュアル系と云う一般受けも狙える温いものでもなく、地下室系と呼ばれるマニアックな濃ゆいものでもなく、ヴィジュアル系。
素顔が判明できない程の厚化粧とコスプレするしか用法の無さそうな大仰な衣装。只管ダークで激しく時には壮大な空気感や世界観をも醸し出す、音楽。それに乗せた美しい旋律。そして意味不明で怪しげな歌詞。
突っ込みどころは満載なのに、何故か突っ込む隙を与えない。
そんな、時空をも捩じ曲げる様な空間に酔い痴れることができる様な、絵に描いた様な典型的なヴィジュアル系バンドが、観たいんだよう。

しかしこれから自力で情報を検索して、気になったバンドのライヴに詰め掛ける……そんな精神的な(そして主に経済的な)余裕は、勿論ありません。
そこで。イヴェントだっ♪ イヴェントだったらイヴェントだ!!
以前「ヴィジュアル系のバンドばかり50ぐらい集めた、展覧会みたいなのがあったら行きたい」宣言をしていたが、発見した。それらしきものを。


漆黒のシンフォニー 8月13〜15日 埼玉会館小ホール

うはー。通しチケット買っちゃったよ。これで3日間、通い詰めだよ。
しかも、START11:30って非常識な時間は何なんだ?
お外はギラギラと紫外線が降り注ぐ真夏の炎天下だと云うのに、暗いハコの中でヴィジュアル系バンド鑑賞ですか? 素晴らしい。
……家を出て、会場に辿り着くまでが面倒なのだが。
しかし出演バンドのリストを見ても、半分以上知らねー。例え知っていても名前しか知らねー。
俺の知ってるLa’Muleなんて、血塗れの白い衣装着ていた頃なんだぜ。
ってゆーか「出演順はイベントの為シークレットとさせて頂きます」なんて、気に入ったバンドが見つかっても、どのバンドなのか判らんじゃないかっ。
……これは、当日までに予習しとけってことなのか。
イヴェントは、予習しないで行くのもまた、楽しいんだがな。
……ねえ。キャパ500人規模で椅子のある会場なんて、このジャンル(ヴィジュアル系)のステージでは初めてなんですけど、如何やって過したら良いのか誰か教えて……。

心ときめく素敵なバンドに出逢えたら、みなさんにも報告しますね。


冷静に考えると、3日分の交通費で普通に他のライヴにもう1本行けちゃうって事実に、さっさと気づけよ、俺。
……その店は、下北沢にあると云う。そんな情報は以前から得ていた。
しかし下北沢と云えば前人未到の地。俺が勝手に未踏なだけなんですが。ってゆーか単にそこまで行くのが面倒なだけなんだが。
……けれども上野にも支店があることを、今日発見しました、先生。

THE STUDY ROOM


徹底的に文系型人間のくせに、俺は化学が大好きだ。ああ、大好きだ。
白衣を着用している人を見掛けたり、実験器具のガラスの触れ合う音を聞いたり、理科室のあの怪しげな化学薬品の刺激臭を嗅いだりすると、胸が高鳴ると云うから、尋常な心のあり様ではない。
御蔭で勘違いして、理系に進んじまった。しかも建築専攻だから、白衣にも理化学実験器具にも化学薬品にも全く無縁なんだよ。理系に進学した意味無いっつーの。作業着なんかに興味無いんだよ、ちくしょう(←逆ギレ)。
せめて身近に理化学用品を置いて、満たされない心の隙間を埋めよう。
寧ろ日常生活化学実験ぐらいの心構えで。お茶を淹れる時も、アルコールランプで湯を沸かし、漏斗と濾紙で茶を濾して、ビーカーで飲む、程度のことは普通にやってやる、ぐらいの勢いで。しないけど。
まあ、化学実験器具は機能的に設計されているから、見た目も可愛いし、大好きなんだよ(笑)。


……と云う訳で、行ってみました。THE STUDY ROOM。

自然科学をテーマにしたお店なんて、素晴らしくて涙が出るね。
化学実験器具だけでなく、色々な理科グッズが置いてあるので、一日余裕で遊べちゃいます。
危なく骨格標本(等身大)とか衝動買いしそうになったさ(だから、そんなもの買って何に使うんだ、俺?)。←いや、普通に部屋に飾りたいんです。
見ているだけでもわくわくして来て色々と欲しくなってしまうけど、結局今回購入したのは、厳選した次の品。

1.クラゲの模型
 暗い所で発光する。部屋の蛍光灯の紐にぶら下げた。
2.ポケット蜥蜴
 全長5cm程のミニサイズの模型。模様の違う物を3点購入。
3.手首から先の、骨格の模型のキーホルダー
 携帯電話につけた。Pierrotのツアーグッズと地下鉄銀座線のストラップ、そして、骨。自分でも訳の解らない組み合わせだ……
4.注射器型ボールペン
 リアルな注射器の形をしたボールペン。赤い液体が、採血した感じ。
5.ハーモニーボール
 前から欲しかった。別名ドルイドベル(複製)。不思議な音のする鈴。
 これだから、古代ケルト民族は大好きだ。

……本当は、理化学実験器具を調達しに行ったんだけれども。
楽しかったので、ちょくちょく覗きに行くつもり♪


……久し振りに国立科学博物館行きたいなあ。科学技術館とか。

夢を継ぐ者

2002年7月25日
どうも。早上がり推進対策実行委員会委員長のオウリです。

早上がり。
……それは、バイトの仕事の進み具合の調子が良くて良くて仕方無い時、規定時間前に勤務を切り上げて何時もより早く帰れる、甘美な御褒美。
実際は少しでも人件費を削ろうと云う、会社側の姑息な作戦なのだが。
何時も早上がりさせられるのは問題だが、疲れている日はこれ以上嬉しいことはない(どうせその程度でしか喜びを味わえない人生だよ。ああ)。

しかし、早上がり推進対策実行委員会委員長とは名ばかりで、実際自分が早上がりなんてしたこと無かったんだよ、俺。
何故なら、この時間帯の責任者だから。
何故なら、何時も早上がり「させる」立場だったから。
何故なら、他に、その実務をこなせる人材がいなかったから。
だから「自分が」早上がりすることは、俺の、些細にして壮大な夢だった。


……今日、今の職場で、初めて、「早上がり」できました。

いやあ。初めて、同じ時間帯にシフト入っている仕事仲間に、「お先に失礼します」「後、宜しくお願いします」なんて言っちゃったよ。
今日まで、早上がりがこんなに素晴らしいものだとは思わなかったよ。
何が楽って、精神的に楽。
「この時間帯の仕事が全て終わらないと帰れない」と云う危機感に煽られずに、精神的に余裕を持って仕事ができるのが、良い。
「自分が終わらなくても、人に押しつけて帰れる」と、開き直れるのが良い。
今まで、体調が悪くて半死人状態の日だと「俺が休んだら、お店の運営が破綻してしまうー」と、途方も無いプレッシャーの中、無理矢理出勤しなきゃいかんかったのだが、これで当日欠勤も可能です。
……否。当日欠勤は人道的に問題ではあるが。
でも、「絶対に休めない」と云うのは「いざとなったら代役がいる」と云う状況より、遥かに精神的負担が違うんだよ。

ああ。後継者万歳。
苦節数週間、自分の休憩時間を削って後継者を育てた成果が実りました。
……教える相手が、賢くて助かったよ。3回ぐらいで完璧に憶えてくれると、教える方も教え甲斐があるってもんだ♪
何度同じことを繰り返しても、何時まで経っても、無能な奴は無能だからな(誰とは言わんが)。

これでまた一人、俺の手を離れて、巣立ちの時を迎えた。


……ちょっと淋しいと思ってしまう辺り、やっぱヒネクレ者だよな、俺。
……久し振りに、本格的な半身浴をした。
ここんとこ慢性的に体調不良だったので、身体を一新するために。

いやあ。やっぱ風呂は日本人の知恵だね。凄いですよ、入浴効果は。
クーラーで冷えた身体にも疲労回復にもスリムアップにも、半身浴は是非おススメ。強力レコメンド。寧ろ凄過ぎて他人に教えたくないです(笑)。


1.浴槽に湯を溜める
 湯の量は鳩尾まで浸かれる程度。温度は温めの40℃前後。
2.水分を補給する
 汗を掻くと血中濃度が上がるので、事前に水を飲んでおく。俺の場合は大体500mLぐらい。一気飲みでなく、入浴の30分前から少しずつ補給。
3.下半身だけ掛け湯
 湯に浸かる部分だけ掛け湯をする。この時上半身は濡らさない。
4.お湯に浸かる
 身体が温まると感じるまで。5〜10分。上半身は濡らさない。
5.髪を洗う
 温まったら一度浴槽から出て、髪を洗う。
6.再び、湯に浸かる
 下半身のみ、湯に浸かる。5〜10分。
7.身体を洗う
 またもや一度浴槽から出て、身体を洗う。
8.更に、湯に浸かる
 5〜10分。時間のある時は、温まったら出てまた入るを繰り返す。
9.上がり湯
 全身に湯を掛ける。そして膝から下に、冷水を掛ける。
10.入浴後
 ゆっくり休みながら水分補給。常温の水かお茶が良い。一気飲み禁止。


時間のある時は、2時間ぐらい余裕で浸かっています。
途中で熱くて我慢できなくなったら湯から出て、水分補給しながら。
半身浴中は暇なので、風呂で遊ぶことも重要。
俺の場合、大体読書している。水蒸気でふやけて傷むので、古本屋で購入した本とか雑誌とか、余り本体には思い入れの無い本を(笑)。
浴室の外にCDラジカセを設置して音楽聴いていたり。半身浴をしながら歌ったりすると、更に効果UP……か如何かは不明だが。
風呂で遊ぶために、紐を引っ張ると泳ぐあひるのオモチャまで完備(名前は「プッカ」君・笑。でも最近飽きて余りこれで遊んでいない)。

入浴の前後に小数点以下1桁まで表示される体重計に載ってみると、結構水を飲みながらでも、余裕で1kgぐらい体重に変動が見られます。
トータルで40分ぐらい浸かれば、ジョギング2〜3Km分の運動量に相当するらしい。
1週間ぐらい続けると体調も良くなるし、見た目もスリムになる。本当に

……最近、暑いからついシャワーで誤魔化してしまって、碌に湯に浸かってなかったからなあ。
普通に慢性的なクーラー病気味だったのですが、これで心身リフレッシュ。
……したはずなのだが、微妙に鬱を感じる今日この頃。如何したものやら

瞬殺爆睡

2002年7月23日
いきなり言い訳させてもらうけどさ。

最近すっかり忘れていたけど、もともとこの日記を始めたのは、鬱病の治療のため、毎日の生活を記録しなくてはいけないからだった訳。
それで、徐々に立ち直りつつあったんだけど、最近夏風邪をひいて体調が悪かったせいか、精神状態が悪かったから体調崩したのか知らないけど、少々憂鬱気味だったんだよね。
唯でさえ、月の障りの時って、眠くならない?
鬱だし風邪だし生理だし、三重苦だったんだよ。

……決して入眠剤とか誤飲しちゃった訳じゃない。と思いたい。


ちょっと油断した隙に、寝てしまった。
しかも気付いたら、椅子から転げ落ちて床に伸びていた。
その後、懲りずに二度寝した。
……気づいたら、20時間以上、経過していた。

……決して。決して、悪気は無かったんです。


ごめんなさい。……いや、本当に。

Shall we DANCE?

2002年7月22日
バイト先の知人にミュージカル役者を目指している娘がいるのだが、今日は彼女の所属する学校のダンス発表会があると云うので冷やかしに行く。
先月も彼女は舞台に出演したのだが「それに比べるとレヴェルが全然違うんで、本当、暇な人だけ来てみてください」と、事前に注意を受けていた。
「暇な人だけ来い」=俺に「来い」って言ってるな?
と、勝手に勘違いして、バイト仲間の男子1名と一緒に行ったのだが。
……いえいえ。予想以上に、面白かったです。


音楽が好きで身体を動かすのが好きな俺は、何を隠そう(別に隠しちゃいませんが)、実は大のダンス好き。
恥を忍んで打ち明けますが、昔新体操とかやってたんだぜ(本当だって)。
しかも当時、使っていた音楽はヴィジュアル系……
楽しかったけど今考えると痛い思い出だなあ(笑)。
高校の体育もダンスを選択していたし。
ライヴでも、ダイヴするより振付憶えるのに執念を燃やすバンギャル。
自分では踊る機会はそうそう無いが、(最近余り見かけないけど)ストリートで踊っているのとかに出合うと、つい足を止めて見蕩れてしまうもんなー。
……ってゆーか、やっぱり普通に好きです。ダンスは。


本日の演目は、バレエ、ジャズ、タップと多種多様テンコモリ。
知人が出演したのはジャズダンスだけだったのだが、色々楽しめた。

バレエは、上手い人との差が歴然と出ますなあ。
ソロで踊る人は綺麗なんですが、群舞の人は見ていてぎこちない。
ポワントでととととと〜っと駆けて出て来る時、多分上半身は動いちゃいけないんだろうけど、伸ばした指の先が下半身の動きで上下に振動していたので、密かに爆笑してしまった。
……ポワントで立てること自体凄いとは思うんだけどね。
それと感心したのは子供(小学校低学年)のタップダンス。
小さくて可愛いのに、凄く器用にステップを刻むんだな、これが。

ジャズダンスは躍動感に溢れているから、観ていてかなり楽しい。
多人数でのステージの中で、必死で知人を探したけど、動きが速くてややロスト気味(爆)。ちゃんと見つけられたけど。
ってゆーか、上手いです。普段バイトの時は大人しい娘なので、豹変振りにちと驚いた。
先日、バイト先で彼女が勤務時間外に衣装を仕上げているのを見た時は、「こんな作務衣(しかも茶色)みたいな衣装で踊るのか」と思っていたが、舞台に立つと渋くてそれなりに様になって見えるものだ。


人一倍影響を受け易い俺は、本日のステージを観てやっぱり「ダンスって良いなあ。俺もダンスやりたいなあ」と血迷ってしまった(笑)。
どうせ今日触発されたダンス熱も時間が経てば褪めるだろうから、当分は心を踊らせて我慢しよう(爆)。

小説家への道

2002年7月21日
今日、唐突に決意しました。


……小説家を目指します。


別にネタでも洒落でも冗談でもありません。

本気です。


正確に云うと、小説家と云うよりは文章を書くことを生業にしたいので、文筆家を目指すと云うことになるでしょうが。
先日この日記に登場したヒワイ君も小説家志望(らしい)ので、これで彼とは宿敵と書いて「ライバル」、強敵と書いて「とも」です。

別に文章書くのは好きでも何でもないのだが、俺の書いたものを誰かが読んでくれるのは楽しいし、感想なんか返って来ると、非常に嬉しい。
この日記だって最初は只管自己満足のためだけに書き始めたはずなのに何時飽きて辞めてしまっても誰にも文句は言われないはずなのに、PC立ち上げてカウンタ回っていると、「書かなきゃ」と云う強迫観念に付き纏われて結局書いてしまうもんな。書くことなんてねーよ、と思いつつも。
よく、「小説家になりたかったら、毎日日記を書きなさい」と言われるけれど確かに毎日日記を書く、と云うのは文章の上達には効果的だと思う。
自分の過去の日記を見ても、当初より飛躍的に文章が上達しているのが解るもの。
しかし、俺の場合。事実を述べている日よりも、妄想を書き殴っている日の方が、客観的に見て断然面白いんだがな(笑)。

俺の目標
1.江戸川乱歩を超える(怪しい世界で)←無理
2.京極夏彦を超える(ページ数で)←無理
3.栗本薫を超える(執筆速度で)←無理
4.清涼院流水を超える(ナンセンス度で)←無理


小説家を目指すために、やっておきたいこと

1.地道に日記を書き続ける。
 取り敢えず文章力の向上を目指す。違う文体を幾つか使い分けられるようになることが、望ましい。

2.商業誌を狙う。懸賞小説に片っ端から応募。
 目標を定めて書く。応募のテーマに沿って書ける様になることができるようになることが、望ましい。

3.同人誌を出す。取り敢えず冬コミに参加かな。
 目標を定めて書く。半年スパンで兎に角作品を仕上げられるようになることが、望ましい。

4.HPテキストサイトを作る。
 日々文章を書く。少しずつでも書く。そのために作る。
 某サイトで祭られるぐらいの巨大テキストサイトを目指す(嘘)。


俺の致命的な欠点は、話のネタは幾つでも思いつくが、作品に仕上げる前に飽きてしまうこと。
それなので、まず、思いついた話を作品に仕上げることができる様になりたいと思います。

……以下、「小説家への道 第2章」に続く(大嘘)。
家にいると、電話が鳴った。ヒワイ君(仮名)からだ。
「……先日の日記(これのことね)、読みました。
2時間後にお伺いしようと思うのですが、御都合は如何ですか?」
そうそう。会社訪問の際は、事前にきちんとアポイントメントを取ってからにしましょう。別にウチは会社でも何でもないんだがな。一応。

土用丑の日なので、同居人が鰻を買って来た。
奴と一緒に住んでいて良いことは、たまに餌付けをして貰えるところだ。
毎日ではないが、偶に運良く奴の機嫌が良かったり、奴が料理を作っているところに居合わせると、俺まで御相伴に預かることができる。
家事全般が無能な俺に比べて、同居人は普通に家事能力が高い。料理も上手い。それなので、偶に本気で「入籍してくれないかなー」と血迷う。
ヒワイ君の襲来に備えて、少し居間を片付けている間に、御飯ができる。
本日のメニュウは勿論鰻だったのだが、御飯に生姜と茗荷と青紫蘇と胡麻が混ぜ込んであって、非常に美味。まだ俺の風邪が治っていなく、微熱も下がらないので、薬味をたくさん入れてくれたらしい。
もともと鰻は大好きなんだけど、最近食べる機会が全く無かったからな。
幸せな気分で一気に鰻を食し、良い気分になっているところへ、予告通りにケーキ……否、ヒワイ君がやって来る。

……実は、ああ云う風に書けば、罪悪感を募らせた同居人か復讐心に燃えたヒワイ君が、ケーキを持って来てくれるかと、下心満載で日記(7月16日分)を書いたのだが、まんまと作戦成功しました、隊長。
ケーキだ、ケーキだ。わあい。ケ・エ・キだっ!!
しかも紅茶(ダージリン)付きですぜ、旦那(誰やねん)。
しかし、只管「ケーキ食いたい」と云う下心と執念のみであの文章を書き殴っていたため、望み通りケーキを手に入れられた今となっては、ヒワイ君に
「先日はウチの若い者(エロ君)が御迷惑をお掛けしました」と頭を下げられるのは、ちと良心が痛む(爆)。
早速、お茶を淹れてケーキを食すことに。
わくわくしながら箱を開けたら、4つあるうちの1つ(モンブランと思われる)は大崩壊を起こして、原型の面影が無い程崩れていましたが。
本日頂いたケーキは、グレープフルーツのムースとチーズケーキ。
前者はちょっと苦いけどさっぱりして美味しかった。後者はレアチーズケーキとベイクドチーズケーキの2段重ね。こちらは可も無く不可も無く。
そりゃーまあ。別に、ケーキの1つや2つで大騒ぎするなんて大人げ無いと自分でも思うが、でも、ケーキを食い損なった挙句、当の同居人はその次の日もケーキ食べに行ったらしいからな。熱が下がらない俺を置いて。
……今日はやっとケーキにありつけたので、幸せだ。

前言撤回。
数時間前に電話でアポイントメント取って、ケーキ持参で来てくれるなら、訪問者も歓迎できます。ってゆーか、歓迎します。喜んで
俺様と遊びたい奴は、心得ておく様に。

東京砂漠

2002年7月19日
健康と美容(笑)のために飲み続けているミネラルウォーター。
最近、某大手エステのCMに出演したGackt氏もボディメイクの段階で、毎日3.5Lものミネラルウォーターを消費していた……のか如何かは知らないが、近所のディスカウントショップでは軒並み大人気、入荷即完売です。

Contrex(硬度1551)。

因みに、あのGackt氏の(色々な意味で)悩ましいヌードが起用されたCM。別にCMに出演するのは良いんですよ。ヌードになるのも結構。しかし
……あのコメントは絶妙過ぎる。
新聞の折込広告で読んだ時、余りの面白さに笑いが止まらなかったさ。
あの文章を作成した広告代理店のセンスも物凄いが、それを通したクライアントの某大手エステ会社は兎も角、Gackt本人がよく納得できたものだ。
ああ。可哀想に、Gackt。巷のイメエジでは、あんなとても正気では口にできない様なコメントを吐いた奴として認識されてしまうんだな。
……本当に本人がそう言った可能性を否定できない辺りが、イマイチ俺が氏の実力を正当に評価できない理由だと思われる(笑)。


そんな訳で、入荷されたら直ちにまとめて買ってしまうことを心掛けてはいても、入荷した時点に立ち合うことができなければ、水ならぬ涙を飲むことになってしまう人気絶頂のContrex。
今日もディスカウントショップにて、一番にチェックしましたよ。ええ。
1.5Lボトルが欲しかったのだが、店頭には500mLボトルしか見当たらず。
店員さんのお話では、連日入荷しているんだけどもすぐ売り切れてしまうらしい。それで次回の入荷予定を尋いたら、今夜遅くに配送の予定だとか。
取り敢えず今は500mLボトルを15本程買って、夜出直すことにした。


待望の、夜。
まず、予定通り水が入荷されているか偵察。
店頭に並んでいるのを確認したついでに、6本買い込むことにする。
そして帰宅。寝ている同居人を無理矢理叩き起こし、再び店まで走る。
同居人(奴は人並み外れて非力)に取り敢えず6本(約9kg)持たせ、更に俺は1ダース(約18kg)を買い込み、本日の目標を無事達成。

そんな訳で、我が家には今、45Lもの水が置いてある。
別に断水した訳でも砂漠の住人でも無いのに、こんなに熱心に水を運ばなければならない必要性が何処にあったのか、今となっては謎だが。
ってゆーか、日頃ぐうたらなくせに、何故こんな馬鹿な行為においてのみ、モチベーションが此処まで上がるのか、普通に謎だ。
謎ではあるが、しかし。買って来たペットボトルをずらりと並べて、無駄に悦に入ってしまうのは、何故だろうね?
……こう云う些細な満足感に、人は幸せを感じるのだろう。……きっと

夏の風物詩

2002年7月18日
……と言われれば、皆さんは何が思い浮かびますか?

夏草や 兵どもが 夢の跡
春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山
蝉が鳴く真夏の季節です
太陽の碧。神経がワレる暑い夜。BLUE SKY COMPLEX。木洩れ日。太陽ニ殺サレタ。百合の花束。真夏の扉。南国。Billet〜幼き夏の便箋〜。
夏の憂鬱〜time to say good-bye〜。
HOT LIMIT。DRASTIC MARMAID。あの夏を忘れない。
いざ今宵酔わん I love you,my angel。N=A=V=I=G=A=T=I=O=N
おっととっと夏だぜ! 夏の夜はデインジャー!。チュ!夏パ〜ティ。
真夏の夜の夢。真夏の果実。夏が来る。夏色。あー夏休み。夏祭り。世界でいちばん暑い夏。君がいない夏。夏の日の1993。何も言えなくて…夏。


……そう。夏と云えば、「怪談」です。
誰が何と言おうと、「怪談」なのです。

何を隠そう(別に隠しちゃいませんが)俺は無類の怪談好きである。
そりゃもう三度の飯より好きだ。夜も眠れない程好きだ。怪異のことを考え出すと日常生活すら全く手につかないね(それって単なる馬鹿じゃん?)。
あ。今、怪談を馬鹿にしたな?
昔から青少年の健全な娯楽と言えば、怪談か猥談と相場は決まってる。

真夏の怪談は世界一
恐怖で涼しさを感じよう
怪談を粗末にする奴は
百鬼夜行に連れ去られて逝っちまえ

真夏に百物語をしない子供は
日本の心をなくしている
日本の心を取り戻せ
取り戻せ
(↑お前が正気を取り戻せ)

巷に怪談の蔓延するこの季節は、怪異譚を蒐集する絶好の機会である。
この季節はライトな妖怪譚よりディープな幽霊譚が素敵だ。怖いけど。
しかもメディアで紹介される「本当にあった怖い話」の類よりは「友達の友達が体験した話なんだけど」ぐらいの身近な話題の方が恐怖感は倍増する。
だからこの季節になると毎年、何人かで集まって本式の「百物語」をしたいと思っているんだが、周囲に賛同者がいないので「百物語」友達募集中。

因みに、「百物語」とは次の様に行うものらしい。
1.参加者は皆、青い衣装を身に纏う
2.別の離れた部屋に鏡を用意する
3.百本の蝋燭を用意する
4.怪談を一人ずつ話し、一話が終わったら一本の蝋燭を消す
5.話者は奥の間の鏡を覗いて来なくてはならない
6.夜更け、百本目の蝋燭を吹き消すと、暗闇の中、異変が……
熱、依然として下がらず。

……昨日大人しく寝てずに、訪問者達が調子に乗るままに一緒に遊んでいたりしたのは、やっぱり不味かったか……
今日になってもまだ夏風邪から回復できないのは主に自分のせいなので、諦めてバイトに出勤することにする。
まあ微熱だし、体温上昇中でなければそれ程つらくもないしな。
……第一、昨日(自分で望んだ結果でないとは云え)一晩中遊んでいたのに「今日もまだ具合が悪いんで、バイトお休みします」なんて考えることは、人道的に許されねえだろう。

そして泣く泣く仕事に入った俺。本日この時間の主なメンバーは昨日ウチに来襲したエロ君と、もう1人の女の子と3人。
一応、スタッフの休憩時間を手配するために本日の労働時間を確認。

俺 8時間労働
彼女 6時間労働
エロ君 ……2時間労働(通常は4時間)

「……2時間??」

おい。何だよ、この「2時間労働」ってのは。俺の見間違いか? 店長のスケジュールの書き間違いか? あり得ねー。絶対に、あり得ねー。
念のために、その辺で遊んでいるエロ君を捕まえて、訊いてみる。
俺「キミ、今日2時間労働になっているんだけど如何云うこと?」
エロ君「それはですねー。レポートがありまして早く帰りたいのでー」
俺「お前、昨日実験終了とか言っていなかったか?」
エロ君「実験が終わっても、レポート提出しないといけないんですー」
俺「そんなことは解ってるよ。だけどお前、

「昨日、朝まで遊んでいたじゃんかようっ!!」
彼女「ええっ!? 昨日遊んでおいて今日レポートで早上がりですか?」

馬鹿者。遠足が自分の家に辿り着くまでが遠足である様に、実験はレポートを提出するまでが実験なんだよ。レポートにまだ手をつけてもないのに、病人の所に押し掛けて来て、何時までも遊んでんじゃねーよ。

俺「許せねーな」
彼女「許せませんねー」

2人「判決。有罪っ!!」

……しかし当初の予定通りエロ君はこの日、2時間で帰って行った。


因みにこの日、労働時間帯に俺が消費したポカリの量は、約3L。
……そして家に帰って来て測っても、熱は依然として下がらず。

笑えない訪問者

2002年7月16日
同居人と優雅にディナータイム……実際はピザの最後の一切れを奪い合う過酷にも浅ましい生存競争(と云うのは嘘だが)を過していた。その時
……唐突に玄関のチャイムが鳴った。
「今頃、誰だ?」と怪訝に思いつつ、急いでピザを咀嚼した同居人がインターフォンの受話器を取る。……同居人のやりとりを傍聴する限り、相手は知り合いなのか? と思っていると、

同居人「君の見舞いと称してヒワイ君とエロ君が来たけど、如何する?」
俺「追い返せ」(即答)

ヒワイ君(仮名)は同居人の同級生でエロ君(仮名)は同居人の後輩である。ヒワイ君とは何回か遊んでいるし、エロ君は何故か俺とバイト先が同じである。しかもヒワイ君とエロ君は、もう1人と男子3人で、この近所で同居生活を送っている。
奴等は俺が夏風邪でダウンしたと云う情報を得て、偵察に来た模様。
ウチは女所帯なんで基本的に男子禁制なのだが。家に人を招くの、本気で嫌いなんだが。寧ろ、俺は普通に歓迎していないんだが。
ってゆーか、まだ熱下がっていないんですけど。
……そんな俺の心理は無視して、玄関に奴等を迎えに出る同居人。

奴等「こんばんわあー」
俺「お前ら、何しに来た?」
ヒワイ君「……あの、風邪をひいたと小耳に挟んだので」
エロ君「お見舞いですうー」
俺「帰れ」(断言)

しかし痛む心を抑えてこんなに明確に意思表示してやったにも拘わらず、「遠慮」と云う単語の存在すら疑わせるかの様に、平気で家に上がり込む奴等。
各自手土産を用意して来た心意気は誉めてやらんでもないが、花は一見白い菊(実際は違うらしい)に見えるのが微妙にムカつくし、ケーキは実は俺、一口も食ってないんだがな(何時の間にか冷蔵庫から消えていた)。

それで奴等は揃いも揃って、何が何だか要旨の良く分からない完全自己完結傾向な語り口な上、水気の無い菓子の如くもそもそした不明瞭な口調を得意としているので、こんな時は非常に閉口する。
俺か同居人がが喋らないと余裕で間が持たないし、別にこれと云った話題も無いので、放っておくと1分で会話が終わってしまうじゃんかよう。
ってゆーか、「それはですねえー」とか言ってるんじゃないよ。病気で退屈している俺様を慰めに来たなら、芸の一つや二つ披露してみせろっつーの。

幸い、エロ君がDir en greyが好きだと云うので、昔の音楽雑誌や最近調達した京コス衣装(MACABRE)を見せびらかして誤魔化すことにする。
それでヒワイ君は兎も角、エロ君はかなり小柄なので、本人がその気になれば京コスぐらいできるかなー、と思って、取り敢えず衣装を着せてみた。
……似合わねえ。死ぬ程似合わねえ。
この衣装、一番普段着っぽいから、誰でもある程度似合うものかと思っていたら、そうでもないらしいことが判明。
それで、化粧をしないのがいかんのかと思い、急遽メイク大会。持ち合わせのコスメの範囲では所詮男に化粧してもせいぜいオカマちゃんなのだが。
それでもエロ君は気に入ったらしく、暫く鏡の中の自分に飽きることなく見入っていた。……こいつ、ナルシストか? しかも河村隆一ばりの。

実は、俺的にこの時間が一番つらかった。何で俺、ここまで苦しい思いしてこいつらの相手しなきゃいけないんだ? と内心本気で自問自答。
隙あらば盛んに「帰れ」と云う単語を連発していたのが、これは決してシャレでも冗談でもその場のノリでもなく、心底帰って欲しかったんだがな。
この後に及んで「カラオケ行きたい」とか駄々捏ね出すし。しかもカラオケ狂のエロ君のみならず、ウチの同居人まで一緒になって。
それで「3人で行って来い」と取り敢えず、せめて家から追い出したかったのだが、「行きたい」とか言っている割には3人とも全く腰を上げる様子も無し。
仕方無いから兎に角家から出た方が良いと思って、俺が率先して出掛けるよう促しちまったよ、もう。ああ。何て行動力の無い奴等だ……

それでも冷房の効いた個室に入ると一時的に気分が回復した様な気がするのは、発熱の原因は夏風邪ではなく、単なる連日の暑さに因る慢性的な熱中症のせいかも知れない……
途中で限界を感じたから、悪いけど先帰ったけどな。


本当は「俺の見舞い」なんて口実で、ヒワイ君は就職活動も終わったから暇を持て余していて、エロ君も実験が終わったから浮かれて、2人とも遊び相手が欲しかっただけなんだろ。
……ネタは割れているんだぞ、お前等。お前だよ、おーまーえっ!!

神経がワレる暑い夜

2002年7月15日
……風邪ひいた。

「夏風邪は馬鹿がひく」って本当だ。余りにも暑くて暑くて仕様が無くて冷房つけっ放しにしたまま寝ちまった俺が、馬鹿だった。
別にクーラーつけたまま寝るのは、そんな問題とは思わないのだが。
俺の部屋、今の家具配置だと、枕元にクーラーの吹き出し口がある。ロフトベッドなので、そこで寝ていると顔にモロ冷風直撃……。
乾燥した冷たい風に長時間晒されていたら、如何云う結果になるかと云うことぐらい、容易に予測しろよ、俺。

そんな訳で一時クーラーを自粛することにしたのだが如何せん、暑い。
暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い、あぢいようっ!!
そして、寒い。寒い寒い寒い寒い。
気温と発熱のせいで、暑いんだか寒いんだか分からない。
喉はカラカラ、汗はダラダラ、足下フラフラ、脳味噌クラクラ。
ああ座っているだけで全身が蕩けてしまいそうだ。このままぐるぐる回ってもいないのにバターになってしまったりしたら、如何しよう。
同居人が帰って来て俺がバターになっているのを発見したら、脂肪大好きな奴は、嬉々としてパンにつけて食すに違いない。それは、厭だ。

取り敢えず寝ていないと回復しないのは解っているけど、横になって布団に密着するのさえも暑苦しくて厭だ。
それが、夏風邪……

ああ。夏ってこれだから、嫌いだ。
暑いし、汗は掻くし、日に焼けるし、夏風邪は治らないし。
南極に大質量隕石とか衝突して、地軸の傾き変わってくれないかな。
日本が一年中20℃前後をキープできる様な角度に……

D+ress

2002年7月14日
……割とファッションには、拘る方だと思う。
ってゆーか、変なデザインとか変な素材の服が好きなんだよ。

幼少時代に着たくもないお嬢様ファッションを強要させられたことが、ずっとトラウマになっていたに違いない。中学、高校時代は、できるだけ長い時間を制服で過せる様に努めていましたから。
自分で好きな服を選べる様になってから、かなり精神的に楽になった。
ファッションはアイデンティティを確立させるための、マストアイテムだと思います。


古着系ストリート系ファッションはダメで、普段はかなりモード系を基調にしたヴィジュアル系を目指す。パンク過ぎるのはダメで、意外とセクシー系は行けるらしい。ギャグでゴスロリ系もあり。家では実用重視のオタク系。
基本的な貌の造りが怖い(泣)ので、今となってはとても正気でお嬢様系は着られない。昔はずっとそんな格好させられていましたが……。
濃色原色を好み、淡色中間色は似合わない(精神分裂病ですから・笑)。
色は基本的に黒。白。たまに赤、青、紫。アクセサリ類はシルバー。
ってゆーか、肌が白くて髪が黒くて唇が赤くて、眉毛が黒くて太かったら、他にどんな色が合うって言うんだよ。
素材は殆ど常識範囲内だが、革・合成皮革・エナメル等、光り物上等。
必要あらば厚化粧と雖恐れず、アクセサリ、バッグの類は勿論、買物時は増える荷物の紙袋の色まで考慮に入れてコーディネートするべし。
たまにゴスロリの時は膨張せざるを得ませんが、基本的に服を選ぶ時の俺的判断基準は、如何にスマートにスタイリッシュに見えるか。
多少の動き難さは問題では無い。と云うより、例えどんなに動きに制約のある格好をしていても、常に他人にそれを感じさせては、いけない。
ロングスカートは裾捌き、袖が邪魔にならないタイピングを心掛け、丈の長いジャケットを着ていようともチャリに乗りこなす。厚底を履いていても歩行スピードは絶対に4Km/h以下に落とさず、あまつさえコケるなど言語道断。
動作のみではなく静止している時にこそ、気を配らなくてはいけないことは言うまでも無い。
佇まいは勿論のこと、電車をホームで待つ間、電車に乗っている間、スタバで呆ける時、本屋で立ち読みしている時、常に気を抜かず姿勢を正す。
単に衣服を纏うのではなく、一目で、他人が侵さざるべき荘厳な雰囲気を、身に纏えるぐらいにはなりたいですねえ。飽くまで理想ですが。

……これ以上、個性的になって如何する、俺?


因みに、自分のファッションスタイルをより確立している女性程、ストーカー型の男性と交際してしまう傾向にあるらしいです。あははは
お洒落古着系、エリートキャリアウーマン系は特に要注意だそうな。

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